感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aminadab
21
執筆順8作目。「スループ艦編」第2巻。本作は脱力系ユーモア小説の要素が強い(続く『海軍提督…』も)。1806年、主人公は海佐艦長に昇進してスループ艦アトロポス号を任せられる。ところが同艦はロンドンにほど近いテムズ川上にいるので、話はいきなりセバーン運河によるイングランド横断から始まる。ネルソン提督の国葬にひと役買ったあと、肝腎の任務はエーゲ海に面するトルコの港で沈没したイギリス艦から巨額の軍資金を引き上げること。スリランカ人真珠採り3人を連れたインド育ちのサルベージ専門家がとびっきり変な人で笑えますよ。2023/01/06
hisaruki
6
本来ならただの現場指揮官に過ぎないはずなのにオスマンと一触即発の瀬戸際で駆け引きを強いられ胃がキリキリする艦長とか、報告書に記載した部下の名前たった数文字を訂正する為に丸々一枚書きなおすことを強いられる冷血な艦長とか、インドから連れて来られた哀れな潜水士三人組の扱いに困る艦長とか、見どころ多数の作品。ホーンブロワーのキャラクターが一番よく出ている傑作。
shiro
5
ネルソン提督の死から始まる4巻。ブッシュ副長と別れて乗ったアトロポス号の副長はあまりにも物足りなくて不満。押しつけられたドイツのプリンスがなかなか将来性豊かで今後が楽しみ。金貨銀貨のサルベージにスペイン船との追いかけっこ、そして最後に待ちうけていた試練と見どころたっぷりで飽きさせない。次もとても楽しみ。2017/11/26
稽子
4
★★★ サクサクと話が進んで行きますね。読みやすい。楽しい。2019/04/29
keycat0314
4
ネルソン提督の葬儀あり、金塊発掘と大活躍のホーンブロワー艦長。 ドクターとプリンス、特徴のある部下たちにも注目。 もちろん、マリアさんも忘れてはならない。 終わりまで安心できない作品だった。2013/11/21
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