感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Kato
3
『猫の子』が好きすぎる。父エドワード・ドーフィンかっこいい。そしてかなしい。あとお気に入りは『どなたをお望み?』(ラストは読めるんだけどやはりぞくっと来る)、まんまヒッチコック劇場みたいな『ペントハウスの悲鳴』、Oヘンリ的な『勲章のない警官』もいいです。それから『奇病』。題名からしてそういうコンセプトの作品ばかり集めたんだろうけど、アメリカの奥さんはそんなに浮気するものなのか。2017/01/05
madhatter
1
再読。題名から感じられる程限定された内容ではない。ジャンルも、SF、ファンタジー、ホラーなど多岐に渡るため、一気に読んでも(私自身は)あまり食傷しなかった。解説に従って私なりのベスト3を挙げてみると、「勲章のない警官」:事故のハラハラ感よりも、それを通じて描かれるフランクの微妙な感情の動きや、彼らしく後味の良いオチが好き。「猫の子」:言わずもがな。猫好きにはたまらない。パパ、ダンディ過ぎる。「最後の微笑」:落語的なオチ。囚人は救われたのか、単に騙されただけなのか。2011/11/12
くさてる
0
ミステリあり、奇妙な味あり、SFあり。確かに時代的なことなどで多少古臭く感じたりするところもありますが、翻訳自体が30年前の作品であることを考えれば、むしろその現役ぶりを驚くべきでしょう。アイデアってすごいなあ。30編の短編を収録しています。夜寝る前に一、二編を読んで眠りにつくような楽しみかたがぴったりな気がします。2007/04/16
エズミ
0
犯罪は引き合わない(キリッ)。人生で言ってみたい台詞の第七位2009/08/29
光雲
0
好みの作品が沢山。特に最後の短編集がいいな。「最後の微笑」→既読作品ながらテンポ、明快さ、オチ読んでて気持ちいい。途中で読者が死刑なのに死刑囚に神父が話合わせてるな、と気づくのも計算のうちか。「ペントハウス」→小気味いい後味。目には目を。2024/06/15