出版社内容情報
海底2000mの神殿で見つかった5000年前の遺体。さらに重力の反転した密室で殺人が! この不可能状況にエミリアとテレサが挑む。
【目次】
内容説明
アスタルト王国の錬金術師テレサとエミリアは、セフィラ教会の代表にして姫御子の錬金術師テオセベイア・ルベドの訪問を受ける。海底2000メートルにある第八の聖地《マルドゥク霊廟》で発見された《賢者の石》を調査するため、護衛を頼みたいというのだ。だがなぜか重力が反転した霊廟に到着したエミリアらが目にしたのは、人類史以前、5000年前のものと思われるテオセベイアと瓜二つの少女の遺体だった。シリーズ第3作。
著者等紹介
紺野天龍[コンノテンリュウ]
第23回電撃小説大賞に応募した「ウィアドの戦術師」を改題した『ゼロの戦術師』で2018年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
112
相変わらず面白い一冊。錬金術ミステリシリーズ3。今巻は海底2000メートルにある聖地、マルドゥク霊廟が舞台。密室と化した深海、連続事件、テレサ&エミリアの掛け合い、謎解きといい相変わらず最後まで盛り上げてくれる面白さ。ちょっと物理要素に手こずったけれど今回もフィーリングでカバー。エミリアが手を握られた時、あ…!と思うもまさかここまでややこしい組み合わせになっていたとは。そしてやっぱりこのシリーズはテレサの考察を絡めた最後までとことん引っ張ってくれるのがたまらない。スケールの大きさに今後の楽しみも増し増し。2026/09/03
koma-inu
35
テレサ&エミリアのファンタジーミステリ3弾。今回の舞台は、5000年前の遺体がある、海底2000mの神殿。重力反転部屋で密室殺人、神殿崩壊まで3時間。これぞ特殊設定という香りと、タイムリミットにワクワク。事件直後に、とある設定が追加され、ストーリがいつもより楽しい展開に。謎解きは小さなヒントから大掛かりなトリックが導かれる。犯人は予想通りだったけど、その場を想像すると、各々の心理戦は途方ない気がします🧐エピローグでは世界の謎に関して、テレサの衝撃仮説が出て終了。これは早くも、次作が楽しみ😇2026/08/22
こゆ
22
錬金術師シリーズ3作目。海底に眠る5千年前の重力が反転した遺跡で起こる連続殺人。前2作がハガレン感があってとても面白く、深海のクローズドサークルも好みではあったが、今回はテレサの件が読めたからか、前2作に比べると驚きも納得感も低め。この動機でこんな回りくどい事件を起こすかな。ほんの少しでも展開が違ってたらそうはならんやろと。神の正体にはワクワク。ファンタジーからSFに移行しつつあり、まだまだシリーズが続きそうで嬉しい。ところで出版社のSNSで3作目から読み始めて1作目に戻ることを推奨されていたが、→2026/09/27
よっち
22
水銀塔から持ち帰った《マグヌスの遺産》を使って、第五神秘《エーテル物質化》に成功したエミリアたち。そこにテレサと古なじみだという錬金術師テオセベイアが訪ねてくる第3弾。テオセベイアの導きで深海2000mに位置する8カ所目の七大聖地・海底霊廟を訪れたエミリア一行が、5000年前のテオセベイアと瓜二つの少女の遺体を発見し、到底起きるはずのない殺人事件の解決に挑む展開で、思わぬ事態に直面しても信頼関係は変わらなくて、2人で解き明かす謎解きも面白かったですし、テレサの意外な一面や微笑ましいオチも効いていましたね。2026/08/17
イシカミハサミ
19
せっかく異世界を舞台にするなら これくらいのことはやってくれないと、 という規模感のストーリーで満足感高めのシリーズ3巻。 5年半ぶりの新刊ということで、 ちょっと忘れた部分が大きい可能性はあるのだけれど、 ここまでの物語になるならもっと世界に対する宗教の存在感を印象付けておいて欲しかった、とか、 作中、キャラクターの特性よりもその場の盛り上がり的に発言させられている感のある部分もあった気がしたけれど、 とにかく世界の根幹にかかわる謎の提示がおもしろい。 覚えているうちに次巻よろしくお願いします。2026/08/29




