出版社内容情報
犯罪多発地域、V県神浜。県警配属早々に捜査一課管理官となった新人キャリア警察官の甲斐は、管内で連続する放火や凄惨な死体遺棄、捜査関係者の不審死を追ううち、県警、そして政財界を揺るがす巨悪を目の当たりにする……
『密告はうたう』の著者が放つ、警察小説の最高傑作!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
minami
41
ハードボイルド警察小説。新人キャリア警察官、甲斐のキレッキレの頭脳も良し、そして人としての温かさも良し、何より全体的な雰囲気がめちゃくちゃ好みだった。伊兼さんと言えば「地検のS」も大好きだ。今回こちらの作品を読んでKOされた。ノンキャリアの自身より年上の刑事たちからの嫌がらせを受けながらも、冷静な頭で前進する姿勢に痺れた。死体が増えるごとに誰が裏切っているのか、私も頭をフル回転で読み進めた。特に後半は、祈るような気持ちでいっぱいだった。頭も身体も熱すぎる。また甲斐の活躍をぜひ見たい。タイトルもキザなのだ。2026/09/05
てつ
21
警察キャリアを主人公としたハードボイルドは珍しい。もっとも私立探偵制度のない日本ではもともとハードボイルド犯罪小説は成り立ちにくいのだが。その意味では意欲作である。警察内部を具体的に描いている時点で文体はハードボイルドを外れてしまうような気がするが、そこは主人公の思いに身を置いて読むと解消される。ただストーリーには少し無理がある気がしてならないのも事実ではある。2026/07/29
西村修一
0
エクセレント! とりわけ、会話が秀逸。洗練されたジャズの音を背景に、タバコの香りが漂い、ウイスキーの味が体に染みてくる‥‥。2026/09/28
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