出版社内容情報
パロへたどり着いた一行は、ヴァレリウスの守護のもとクリスタルの内奥に侵入し、怪物を生み出す恐るべきキタイの魔道と対峙する。
内容説明
パロへたどり着いた一行は、魔道師として軍を先導するはずのヴァレリウスがキタイの魔道師にさらわれてアルド・ナリスと対面するという大波乱を経たのち、再びヴァレリウスの守護のもとクリスタル・パレスの内奥に侵入し、パロを滅ぼした怪物どもを生み出す恐るべきキタイの魔道と対峙するのだった。一方、囚われのシルヴィアを捜して、パリスとユリウスもクリスタルにやってきていたが、彼女に接近する黒髪の男がいた。
著者等紹介
五代ゆう[ゴダイユウ]
1970年奈良県生まれ。1991年に『はじまりの骨の物語』で第4回ファンタジア長編小説大賞を受賞しデビュー。本格ファンタジイ作品の書き手として知られる一方、近年ではホラー、SFなど活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
157
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、最新刊正伝(篇)記念の150巻(183/183)、前作より約1年経過していますが、ほとんど物語が進みません🐆 早く次作『影の目』を読みたいです。五代 ゆうは超遅筆なので、本作を完結させるため多作の作家かAIに変更して欲しい所です🐆2025/06/07
夜長月🌙新潮部
59
キタイの存在が深い影を落とします。グラチウスとヴァレリウスが組んだとしてもどこまで対抗できるかわかりません。そこにナリスも動きます。皆がナリスはキタイに魂を売ったように言いますが、あのナリスなら彼らを出し抜いていそうな気もします。2025/06/08
たか
51
記念すべき正伝150巻刊行おめでとうございます。今回、出番は全くありませんが、区切りの巻のため、表紙は主役のグイン。それにしても、約1年ぶりの刊行になるが、物語は遅々として進まず。次作は年明けになるとか…。 栗本薫さん亡き後、1年間に1〜2冊ペースという刊行の遅さは何とかしてもらいたい。果たして自分が生きているうちに最終巻まで辿り着けるのか。D評価2025/07/05
SOHSA
39
《kindle》約1年振りの新刊。正伝150巻目。物語は横へ横へと裾野を広げつつ、先へとはなかなか進んでいかない。新たに〈真なるミロク〉も登場しどこへ向かおうとしているのか見当もつかない。イシュト、グイン、スカール、スーティ、復活(?)したナリス等々の今後はもちろんのこと、ずっと登場していないリンダについても着地点は全く見えてこない。1年に1巻の割合では完結まで私自身が生きていられるかどうか覚束ない。20歳の頃から読み始め既に40年以上が過ぎた。なんとか物語の最後を見届けたい。早めの次巻刊行を期待したい。2025/06/24
ぐうぐう
35
栗本薫の『グイン・サーガ』に覚えた不満が、五代ゆうのそれにはない。書き殴ったような、勢いに任せた描写がなく、五代の『グイン・サーガ』には丁寧に物語を紡いでいこうとする姿勢が窺えるのだ。ところがだ。その五代の『グイン』を読んでいると、栗本の『グイン』が持っていた本質に気付かされるのだから皮肉と言うしかない。まるでキャラクターが憑依したかのような躍動がもたらせる破綻こそが、栗本後期の『グイン』の魅力だったことに。ともあれ、150巻という節目は、めでたい。2025/05/19
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