出版社内容情報
パロへたどり着いた一行は、ヴァレリウスの守護のもとクリスタルの内奥に侵入し、怪物を生み出す恐るべきキタイの魔道と対峙する。
内容説明
パロへたどり着いた一行は、魔道師として軍を先導するはずのヴァレリウスがキタイの魔道師にさらわれてアルド・ナリスと対面するという大波乱を経たのち、再びヴァレリウスの守護のもとクリスタル・パレスの内奥に侵入し、パロを滅ぼした怪物どもを生み出す恐るべきキタイの魔道と対峙するのだった。一方、囚われのシルヴィアを捜して、パリスとユリウスもクリスタルにやってきていたが、彼女に接近する黒髪の男がいた。
著者等紹介
五代ゆう[ゴダイユウ]
1970年奈良県生まれ。1991年に『はじまりの骨の物語』で第4回ファンタジア長編小説大賞を受賞しデビュー。本格ファンタジイ作品の書き手として知られる一方、近年ではホラー、SFなど活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
32
栗本薫の『グイン・サーガ』に覚えた不満が、五代ゆうのそれにはない。書き殴ったような、勢いに任せた描写がなく、五代の『グイン・サーガ』には丁寧に物語を紡いでいこうとする姿勢が窺えるのだ。ところがだ。その五代の『グイン』を読んでいると、栗本の『グイン』が持っていた本質に気付かされるのだから皮肉と言うしかない。まるでキャラクターが憑依したかのような躍動がもたらせる破綻こそが、栗本後期の『グイン』の魅力だったことに。ともあれ、150巻という節目は、めでたい。2025/05/19
しゃお
24
〈グイン・サーガ〉150巻。グイン御大が表紙で格好いい!と思ったら、本人の出番は無し。区切りの150巻て事で表紙なのね。物語自体に進展はほぼ無し。一区切りついたミロク教についてはこれからまだまだ波乱がありそう。パロでのシルヴィア探索行も〈あの方〉が実際のところどうなのか、イシュトの子供たちはどうなっているんだろうとか、いろいろ知りたいことが山ほど。しかし次巻は来年刊行なのね(>_<)2025/05/25
ゲンタ
17
昨夜購入した #グインサーガ 150巻読了しました。最初に定価に驚き、内容は満足して(ルーエの三姉妹とか色々)、次巻が2026年に落胆しました。年3冊は出して欲しいよ(涙)#栗本薫 #五代ゆう #宵野ゆめ #久美沙織 #牧野修 #円城寺忍 書いてくれ~2025/05/09
to_chan
10
来ました節目の第150巻。表紙はもちろん抱かれたい獣頭No.1で主役のグインです。 読み終わると表紙詐欺に気づくけどキリ番はやはり王でないと! イシュトヴァーンが鬼畜モードに入ってまたまためんどくさい。暴走するだけじゃなく結局「ナリス様ぁ」に行き着くのがね…。それがなければ好きなキャラなのに。早くグインはナリスとイシュトをぶった斬ってほしい。そしてシルヴィアは幸せに死んでほしい。2025/05/27
あっきー
6
150巻という歴史に想いを馳せながら、まだまだ物語は終わりが見えず続いていくのだなと‥全員集合してくれないかな笑2025/05/11