出版社内容情報
過去は変わらないはずだった――1992年夏、未来から来たという保彦と出会った静岡の中学2年生・美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。2002年夏、作家となった美雪はその経験を元に小説を執筆する。彼と過ごした夏、時を超える薬、突然の別れ。しかしタイムリープ当日になっても10年前の自分は現れなかった。史上最悪のパラドックスを描く傑作の新版。脚本:上田誠×監督:松居大悟の映画化対談を収録
内容説明
過去は変わらないはずだった―1992年夏、未来から来たという保彦と出会った静岡の中学2年生・美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。2002年夏、作家となった美雪はその経験を元に小説を執筆する。彼と過ごした夏、時を超える薬、突然の別れ。しかしタイムリープ当日になっても10年前の自分は現れなかった。史上最悪のパラドックスを描く傑作の新版。脚本:上田誠×監督:松居大悟の映画化対談を収録。
著者等紹介
法条遥[ホウジョウハルカ]
1982年静岡県生まれ。2010年、第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作『バイロケーション』(『同時両所存在に見るゾンビ的哲学考』改題)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
19
「史上最悪のパラドックス」と話題になった作品らしい。誰目線の話なのかも時系列も章ごとに変化するので、途中で何度も読み返すほどかなりややこしいストーリー。しかし、読後感はスッキリしている。この感覚は読まないと感じられない。来月映画化されるが小説とは少し違う展開になるそう。2025/05/12
TOMIKA306
16
各章の「わたし」に???。少しずつ真相が見えて来るも最後のネタバラしでやっとわかった...ような気がする。ややこしい。全員を集めてのネタバラしシーンは陳腐にも思えるが説明がないとわかんないよね。これは。映画公開が始まったみたいだけど、どうなのかな?2025/06/16
阪口まな
11
映画『リライト』を観て興味をもち原作を買い求めた。……ぇぇ…全然ちがう……。まさか映画が「リライト」されたものだとは思わないじゃないか。私が観た青春尾道SFラヴストーリーは??確かにこのまま映像化しても面白くないだろう。固有名詞を覚えられない人間だが、違和感ぞーわぞーわしてきてずっっっと怖かった。ほんと怖い。ダーク過ぎる。ここからハッピーエンドに繋がる気がしない。続編あるのか…え、どうやって続くのこれ。こっから入れる保険あるんですか。卒業アルバムの謎気になる…読むか。読むしかないか。面白いけど怖いんだよ。2025/07/11
leo18
9
原作は既読で法条さん新作出なくて残念に思っていたところ。先にノベライズ版を読んだけど全く違っていて驚いた。あちらは軽くてポップな感じ、こちらはダークで理不尽な感じ。未来グッズが便利すぎるな(旧版と同じ感想)。2025/06/23
huraki
8
旧校舎崩壊の事故から同級生を救うため、タイムリープの薬で十年後の世界へ跳んだ主人公。すべての手筈を整え、その時を待つが過去の自分が現れることは無かった。未来から来た転校生との出会いと別れ。十年前に体験した、あの七月の物語に何が起きているのか?複雑な因果と思惑が絡みあい明かされる真実と危機。書き直された世界で起きる未来に悪寒が走った。2025/07/13
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