出版社内容情報
AI裁判官が法廷を仕切るようになった日本。不敗と名高い弁護士・機島雄弁はハッキングを駆使して勝訴を掴み、事件の真実へと迫る
内容説明
複雑化していく訴訟社会にあって人間の代わりにAI裁判官が導入された日本。省コスト化・高速化により訴訟件数は爆増、法曹界は困惑とともにバブルに沸きながらAI法廷を受け入れ始めていた。そんななか、機械と化した法廷を冷徹に分析する男が1人―不敗弁護士、機島雄弁。AIを騙して勝訴を手にするハッカー弁護士が複雑怪奇な依頼をこなしながら、この国の正義をめぐる一大事件に挑む。気鋭のAI法廷ミステリ!
著者等紹介
竹田人造[タケダジンゾウ]
1990年、東京都生まれ。2018年「アドバーサリアル・パイパーズ、あるいは最後の現金強盗」で第9回創元SF短編賞新井素子賞を受賞。2020年、同作を改稿のうえ長篇化した『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』で、第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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