出版社内容情報
冷蔵庫の赤子、落ちてくる三つの首、蝶になった母親……黒き衣装の探偵・鏡見は、にわか助手のひなげしとともに怪事件に挑む。
内容説明
私が死んだら“黒屋敷”へ行きなさい―“異様の敵”と闘った末に姿を消した母の言葉に従い、冬乃ひなげしは、黒ずくめの男・鏡見夜狐と出逢う。男は、僕が探偵であるならば君は助手にならなければならない、と突如ひなげしにその役を担わせる。二人の許に、冷蔵庫で育つ胎児、落下する三つの首、幻影で人を惑わす鋼の羊など怪事が舞い込む。裏に隠れていた悪夢の正体とは?妖しくかつ恐ろしい美麗怪異連作ミステリ。
著者等紹介
綾里けいし[アヤサトケイシ]
2009年『B.A.D―繭墨あざかと小田桐勤の怪奇事件簿―』で、第11回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞。2010年、同作を改稿・改題した『B.A.D.1繭墨は今日もチョコレートを食べる』でデビューをはたす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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