出版社内容情報
公子暗殺の濡れ衣を着せられ放浪する吟遊詩人マリウスは、歓楽都市タイスで攫われた遊女見習いの少女を追って闇妓楼に潜入する！
内容説明
ロイチョイの西の廓、サリア遊廓で、遊女見習い、ワン・イェン・リェンの身を救ったことで、マリウスは、サリア遊廓最大の妓楼である蓮華楼の最高遊女、ジャスミン・リーと出会う。西の廓では遊女見習いの少女たちが行方不明になるという事件が頻発しており、廓の法度に従わない闇妓楼の仕業ではないかと噂される不穏な空気のなか、蓮華楼の楼主が離れの自室で何者かに殺され、同時にイェン・リェンも姿を消してしまう。
著者等紹介
円城寺忍［エンジョウジシノブ］
東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。ＳＦ・ファンタジーに目覚めた中学時代に『豹頭の仮面』に出会い、以来その世界の虜となる。『グイン・サーガ・ワールド』で開催された「グイン・サーガ トリビュート・コンテスト」に応募した作品が優秀作となり、グイン・サーガ外伝２６巻『黄金の盾』にてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
47
マリウス外伝3部作の2作目。 闇遊郭の潜入捜査を始めて、案の定窮地に陥ったマリウス。いろんな人に助けてもらいながら、囚われ人を解放しようとするが、意外な人の登場も！元気な頃の2人なので、やり取りは楽しい。 改めて、この頃魅力的だったキャラが、本編では皆んな病んでしまっているのは残念に思う…。 後半から魔道色が強くなり、グイン・サーガらしくなってきたが、完結編は如何に！2023/05/29
しゃお
23
外伝三部作の二作目。窮地に陥ったマリウスを助けたあの人。出てくるとはちょっと想像してなかったので驚き。でも二人のやり取りはらしくて楽しい。とはいえ、より魔道的なお話になってくると、ある意味なんでもありになってしまうのでどうなのかな。遊郭での失踪事件の真相とその着地点は果たして？！気になる完結編も楽しみ。それにしてもマリウスらしい描写はやはり楽しいですね。理想主義でありつつもしっかり楽しむところは楽しむ現実的なところ、周りを巻き込む厄介者のようなところながら、それゆえ魅力的なところ、うまく描かれています。2023/05/07
みどり
12
あ～、オリジナルのときでも外伝３巻連続ってのはなかったのでは？と思いますが。 今さらネタバレも無いと思うので、この巻に登場するあいつは「妖魔のアレ」なんじゃ？とか思ったけれどそれにしてはやけに人間臭い。忘れてしまっている人かも。 中だるみはしていないですが、ちょっと引きがすごいので、これで来月３巻が詰まらなかったらやだな、とか。2023/04/29
agtk
8
マリウス外伝第二弾。あの魔道士も登場！…だが、本編のあの頃にはまだ出ていなかったような…。ということで、第一弾よりも魔道色は強くなってきたが、結末はいかに？第三弾を楽しみに待つ。2023/05/17
KUMYAM@ミステリーとＳＦ推し
6
えっと…アクションシーンとか洞窟内の描写とか斜め読みで飛ばしてたらあっという間に終わってしまったわ…中弛みとは違うけど中身薄かった…？2023/11/04
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