出版社内容情報
ユウリらの活躍で、クロトス会戦に勝利した
〈星霊枢軸〉は〈人類連合圏〉による新兵器
開発を阻止すべくデイム回廊の攻略に挑む!
内容説明
ユウリの軍規違反を辞さぬ決断により、星霊枢軸軍は人類連合軍の“新型意味爆弾”を無効化しクロトス会戦に勝利した。アメノヤマト軍の宮崎カヲル中将とアルヴヘイム軍のアルスヴィズ万令官の確執の解消に成功したユウリとアルフリーデは、次なる目標となる新型次元兵器“クレバス”の開発拠点攻撃作戦にて、遣央艦隊攻撃飛航隊総指揮官を任ぜられる―人とAIの共存を模索する軌跡を描く全三巻、最大の戦闘が始まる!
著者等紹介
山口優[ヤマグチユウ]
1981年兵庫県生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了。2009年『シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約』で第11回日本SF新人賞を受賞し、翌年に同作を出版し作家デビュー。また、2011年『アルヴ・レズル 機械仕掛けの妖精たち』が第7回BOX‐AiR新人賞を受賞、アニメ化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Pustota
5
AIのあり方や人間とAIの関係について、一つの可能性の提示として面白かった。人間を遥かに超えた能力を持つAIが、人と絆を結び、ともに迷いながら歩んでいくというのはなんだか夢物語のように感じるが、逆にそういう夢を見る気持ちも大事なのかもしれないと思った。2023/10/13
外道皇帝
2
えっここで終わるの?という結末。なんか肩透かしをくらった気分。続編もありそうだけどもういいかな。2023/10/21
Mits
0
まぁ、最終的な決着がつくことは無いよな。むしろ、これは正解を一意に決めてしまうわけにはいかない設定なんだ。まぁ、主人公達に物語の終盤で活躍の場がなかったのは、ちょっと残念ではある。2023/03/02
埋草甚一(U.J.)
0
あとがきに「技術的特異点」の文言がある。なるほど、その為には二十一世紀現実の人工知能ではありえない。 作中に描かれる星霊は人工実存の段階に至っていると思われる。しかしその方向付を人類は間違えたのかも知れない、と云う深淵な主題に思える。 そう云った意味で新時代のスペースオペラを沃野として切り開こうとしているのだろう。2023/02/12
瀬古悠太
0
過去最大規模の戦力差を前にユウリとアルフリーデの、そしてアメノヤマトの戦いが始まる! 人気投票でも人気のサロメ提督が大活躍!!😆 サロメ提督も最高なんだけどカヲルとアルスヴィズの関係性が本当に大好き!! 頼むから続きをお願いします!!😭2022/10/26