出版社内容情報
映画化作品『恋する寄生虫』
著者の最新作、待望の文庫化
架空の青春の記憶を植えつけられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは、始まる前に終わっていた恋の物語。
内容説明
二十歳の夏、僕は一度も出会ったことのない女の子と再会した。架空の青春時代、架空の夏、架空の幼馴染。夏凪灯花は記憶改変技術によって僕の脳に植えつけられた“義憶”の中だけの存在であり、実在しない人物のはずだった。「君は、色んなことを忘れてるんだよ」、「でもね、それは多分、忘れる必要があったからなの」。これは恋の話だ。その恋は、出会う前から続いていて、始まる前に終わっていた。
著者等紹介
三秋縋[ミアキスガル]
1990年生まれ、岩手県出身。2013年『スターティング・オーヴァー』でデビュー。2019年、『君の話』が第40回吉川英治文学新人賞候補に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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