ハヤカワ文庫JA<br> それまでの明日

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ハヤカワ文庫JA
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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150314460
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

忽然と消えた依頼人を探すうち、沢崎は金融絡みの事件の渦中に……。「伝説の男」の復活に読書界が沸いた話題作、待望の文庫化。

内容説明

私立探偵・沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、料亭の女将の身辺調査をしてほしいという。が、女将は既に亡くなっており、顔立ちの似た妹が跡を継いでいた。調査対象は女将か、それとも妹か?さらに当の依頼人が忽然と姿を消し、沢崎はいつしか金融絡みの事件の渦中に。「伝説の男」の復活に読書界が沸いたシリーズ長篇第5作。文庫化に際し、14年間の沈黙と執筆の裏側を語る「著者あとがき」を付記。

著者等紹介

原〓[ハラリョウ]
1946年佐賀県鳥栖市生まれ。九州大学文学部美学美術史科を卒業。70年代はおもにフリージャズのピアニストとして活躍。88年に私立探偵・沢崎が初登場するハードボイルド長篇『そして夜は甦る』でデビュー。日本の風土にハードボイルドを定着させた優秀作として高い評価を得た。89年の第2作『私が殺した少女』で第102回直木賞を受賞。90年に6つの短篇を収めた連作集『天使たちの探偵』を上梓し、第9回日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

修一朗

107
やっとこさ最終作まで来ました。これは2018年の作品,14年ぶりの新作だそう。沢崎のスタイルは最後まで変わらなかった。とてもうれしい。スマホどころか携帯持ってないし,タバコも減らしてない。両切りピースを苦労して手に入れて喫っているようだ。ブルーバードは手放したけどもなんと電話伝言サービスは使ってました。PCないので顧客とのメールのやり取りはなし,顧客とは電話もしくは直接会うだけだ。沢崎探偵とのお付き合いもここまで,原さん,素敵なハードボイルド小説を残してくれてありがとうございました。2025/03/22

アッシュ姉

82
2020ラストは大好きな探偵沢崎シリーズ最新刊で。クールに締めるつもりが、沢崎が格好良すぎてデレデレ、会話が楽しすぎてニマニマしながらの読み納めとなった。やっぱり錦織との会話がツボで、互いの能力を認めて信用しているのに憎まれ口を叩き合う二人の関係が変わらず嬉しい。会いたかったすべての人に再会でき、また会いたいと思える紳士と青年に出会えた。エンディングはちょっとびっくり、これは続編を期待せずにはいられない。2020/12/31

papako

77
すごく待ってた沢崎シリーズ!文庫化にも気づけなかった!文庫化する時に短編が追加されるのを楽しみに、ひたすら待っていたのに!入ってなかった!単行本で買えばよかった!とうとう平成23年。車の描写でブルーバードって言わなくなったと思ったら部品取りにされてたり。事務所のビルは取り壊し予定。いろいろ変化がありました。だけど錦織との仲は相変わらず。田島もいい味出してました。相良とのシーンに泣かされた。ラストの依頼人の種明かしが唐突すぎた。沢崎、信頼しすぎじゃない?ムスコはどうなる?絶対続編は出してくださいね!原先生!2021/07/02

chiseiok

49
相変わらず上質の文章とは感じたのだけれど、正直過去作品ほどわくわくしなかったなぁ。会話がどうにもまどろっこしくて、かつ、起きてる状況も多分本当にまどろっこしかったんだと思う。更に読む側の自分に読解力が足りてない😅。なので、あとはもう全力で展開よりも雰囲気を楽しんだ(笑)。リーダビリティ悪くないし、沢崎と新宿署の錦織、清和会の橋爪や相良との悪態、減らず口の応酬が懐かしくも楽しかった。結末に違和感があったけれど、あとがき読んだらこれは原先生なりのクリフハンガーだったのね!続編『それからの昨日』…待ってます!2020/09/15

Y2K☮

43
約14年ぶりの新作。この人は読者や権威、時代、お金に忖度しない。ただ書きたいものを書き、且つ裏切らない。その点において、ほぼ同世代の村上春樹と重なる。ハードボイルドとは文体のあり様ではなく登場人物の、そして著者の「媚びない」人生哲学を反映したものなのだ。沢崎と錦織、相良らの決して馴れ合わないが互いを内心で認め合う関係性も相変わらず心地良い。これも著者の美学だろう(あとがきで語られる編集者との繋がりから読み取れる)。もし次があるのなら単行本を買います。文庫になったら文庫も。待ち受ける未来のささやかな楽しみ。2022/07/13

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