出版社内容情報
SFマガジンに連載されたインタビューに自選短篇集の解題と全著作リストを併録する必携の1冊、作家デビュー60周年にあわせ文庫化。
内容説明
日本SFの黎明期における同人誌“NULL”の創刊と、その掲載作「お助け」が江戸川乱歩に発見されての商業デビュー。『時をかける少女』などのヒットや“浸透と拡散”の時代を経て、エンタメ小説黄金期における大活躍と断筆宣言。そして日本文学界の大家となり「最後の長篇」の執筆に至るまで―半世紀を超える作家生活を自ら語り明かして第50回星雲賞を受賞した豪華インタビュー集、新規対談を加えて待望の文庫化。
目次
第1部 筒井康隆、自作を語る(日本SFの幼年期を語ろう;『欠陥大百科』『発作的作品群』の時代;『虚人たち』『虚航船団』の時代;“筒井康隆コレクション”完結記念)
第2部 自選短篇集 自作解題(ドタバタ篇 自作解題;ショート・ショート篇 自作解題;パロディ篇 自作解題;ロマンチック篇 自作解題;ブラック・ユーモア“未来”篇 自作解題;ブラック・ユーモア“現代”篇 自作解題)
文庫版付録:“筒井康隆全戯曲”全4巻完結記念インタビュー
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年、大阪市生まれ。同志社大学文学部卒。60年、家族で発行したSF同人誌“NULL”から江戸川乱歩によって短篇「お助け」が“宝石”に転載されデビュー。『虚人たち』で第9回泉鏡花文学賞、『夢の木坂分岐点』で第23回谷崎潤一郎賞、短篇「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成文学賞、『朝のガスパール』で第13回日本SF大賞、『わたしのグランパ』で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞。アンソロジスト、マンガ家、劇作家、俳優としても活躍
日下三蔵[クサカサンゾウ]
ミステリ・SF評論家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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