ハヤカワ文庫JA<br> エピローグ

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ハヤカワ文庫JA
エピローグ

  • 円城 塔【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150313166
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

現実宇宙の解像度が上がり、人類がこちら側へと退転してしばらくしてからの物語。「ベストSF2015」国内篇第1位の傑作。

円城 塔[エンジョウ トウ]
著・文・その他

内容説明

オーバー・チューリング・クリーチャ(OTC)が現実宇宙の解像度を上げ、人類がこちら側へ退転してしばらく。特化採掘大隊の朝戸連と相棒の支援ロボット・アラクネは、OTCの構成物質を入手すべく、現実宇宙へ向かう。いっぽう、ふたつの宇宙で起こった関連性のない連続殺人事件の謎に直面した刑事クラビトは、背景に実存そのものを商品とする多宇宙間企業イグジステンス社の影を見る。宇宙と物語に何が起こっているのか?

著者等紹介

円城塔[エンジョウトウ]
1972年、北海道生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞受賞。同年、『Self‐Reference ENGINE』(ハヤカワ文庫JA)で長篇デビュー。2010年『烏有此譚』で野間文芸新人賞、2011年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、2012年『道化師の蝶』で芥川賞、同年、伊藤計劃との共著『屍者の帝国』で日本SF大賞特別賞、2013年『Self‐Reference ENGINE』の英訳版でフィリップ・K・ディック賞特別賞、2017年「文字渦」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっとる◎

34
書きとめたたくさんの言葉たちは、どこかの名言集みたいな顔をして、すっかりおとなしくなってしまった。前後の脈絡を剥ぎ取られてなお蘊蓄が含蓄されてそうで、リソースの不足からノイズが生まれ、エントロピーは増大し、生存可能な場所を探し続けてまたエピローグに戻る。人気も人気もない場所でひっそりしんだ@。語られることで生き続け、物語を創り出しているつもりが、物語なしでは生きていけないのは人間のほうだと気づく。窓を開け呼びかけるハロー。そこにあなたがいないことは、非存在を意味しない。有限の文字の先に、ニアリー無限宇宙。2023/09/17

そふぃあ

26
かなり面白かった。軽快なテンポ、破茶滅茶な設定がなんとなくガイナックスを連想させた。あとカットは独特だろうからシャフト。でも「描写不可能」を描写してみせるのは、文筆じゃないとできない業で、円城塔はそれを軽やかに描いてみせるからすごい。すごいSFだと思うのだけど、だからこそ万人は読み通すのは無理で、そのすごさはすごいからこそ広くは受け入れられない類のものだと。2018/10/29

とら

18
久々の円城塔。いくつか興味深い描写も見つけたのだけど、それも読み進めていくうちに忘れてしまった。書いてあることに納得してしまう瞬間というのが、真剣に読んでいると何回かあって、その瞬間が堪らなく嬉しいのと同時に、この世界は何なのか、と考えてしまう要因になる。今こうやってこの本を読んで、ある程度理解して、その感想を文字に起こしている自分、その思考回路、身体、命、揃っていることは奇跡に近いのだった。SFを越えたSFを通して、そのことを身に染みて感じていたりする。この感想を持ったのが最大の収穫と言って良い。2019/03/11

maimai

15
なんと今年ようやくの1冊目。面白い。面白いがわからない。超絶叫マシンのような面白さ、と言ってみようか。あちこち引きずりまわされて、どこをどう進んでいるのか、まったくわからないまま、キャーキャー言いながら読み進み、しかし結局何が何だったのかはよくわからなかった。途中、あんな景色やこんな景色が見えたような気もしたのだが、何しろ夢中であちこち見まわしている余裕がなかった。少し落ち着いたらもう一回乗ってみようっと。その前にもうひとつの絶叫マシン『プロローグ』にもう一回乗らなくちゃ。2019/01/08

ふりや

14
とても面白いのに、何がどういう風に面白いのかは説明できない、言ってみれば「いつも通りの円城塔」というあまり面白くない感想しか出てこないのが悔しい。上位の存在から「退転」した人類、多元宇宙で繰り広げられる「非」連続殺人事件、ラブストーリー特化型エージェントなど、興味深くて刺激的なガジェットが満載。しかし読み終わってみると、大事な所をはぐらかされたような、それとも単に自分の理解が追い付いていないだけなのか、不思議な読後感に包まれます。「物語を物語るための物語」もしくはとてもシンプルなボーイ・ミーツ・ガール。2021/09/05

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