内容説明
地軸が90度転倒し、南北両極が赤道地帯に移動する“大転倒”によって、地上の人類は全滅した。幸いにも月面に難を逃れた人々は地上に七つの都市を建設し、新たな歴史を繰り広げる。一方、月面都市は新生地球人類が月を攻撃するのを恐れるあまり、地上500メートル以上を飛ぶ飛行体すべてを攻撃するシステムを設置し、これが稼働状態のまま疫病によって滅び去ってしまう―この奇妙な世界で七都市をめぐる興亡が幕開く!
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学文学部大学院修了。1978年幻影城新人賞に、李家豊名義の「緑の草原に…」で入選するも、雑誌「幻影城」の休刊とともに一時執筆を中断する。大学院修了後の80年にSFアドベンチャー誌に再デビュー。82年に発表したスペースオペラ『銀河英雄伝説』がベストセラーとなる。以後、人気作家の地位を確立する。ほかに『紅塵』など中国歴史小説の著書も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件