ハヤカワ文庫JA<br> アルモニカ・ディアボリカ

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ハヤカワ文庫JA
アルモニカ・ディアボリカ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 624p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150312145
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

十八世紀ロンドン。解剖教室の元弟子たちが天使の死体の謎を追う! 歴史本格ミステリ

内容説明

18世紀英国。愛弟子エドらを失った解剖医ダニエルが失意の日々を送る一方、暇になった弟子のアルたちは盲目の判事の要請で犯罪防止のための新聞を作っていた。ある日、身元不明の屍体の情報を求める広告依頼が舞い込む。屍体の胸には“ベツレヘムの子よ、よみがえれ!アルモニカ・ディアボリカ”と謎の暗号が。それは、彼らを過去へと繋ぐ恐るべき事件の幕開けだった。『開かせていただき光栄です』続篇。

著者等紹介

皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。73年に「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞を、時代小説『恋紅』で第95回直木賞を、幻想小説集『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、歴史ミステリ『死の泉』(早川書房)で、1997年の「週刊文春ミステリーベスト10」の第一位に選ばれ、第32回吉川英治文学賞を受賞した。2011年に上梓した『聞かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―』(早川書房)が各誌の年間ミステリ・ベストで上位を占め、2012年に第12回本格ミステリ大賞を受賞。さらに2013年にはその功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、2015年には文化功労者に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

129
『開かせていただき光栄です』の続編。今作では、解剖医ジョン・ハンターがモデルのダニエルが優しすぎて、以前読んだ彼のイメージまで変わってしまうほど。身内への情にほだされているからだろう。登場人物達が関わる人々の現在と過去。誰が誰なのかというのが非常に気になりながら、また作者の彼らへの容赦ない仕打ちに慄きながら、600頁以上のミステリをあっという間に読んでしまった。描写が時に細か過ぎたり、説明過剰にも思え、それがなければ400頁ほどになって読みやすいのになと思う。 2019/08/08

buchipanda3

115
「開かせていただき光栄です」の5年後(アメリカ独立戦争が始まった年)を描いた続編。ジョン判事やアン、そしてバートンズたちの活躍に思わず笑みが。事件の切っ掛けはオックスフォード近郊で天使が舞い上がるかのように現れた遺体。その胸には謎めいたメッセージが記されていた。その後は謎が謎を呼ぶ展開で、真相を追い求めてひたすら読み進めた。忘れられない存在、忘れないで欲しいと想う愛しくも切ない気持ちが幾つも重ねられる。判事の苦悩、そして非道と運命に翻弄されたものを取り返すかのような収束を最後まで息を詰めながら見守った。2021/04/30

勇波

102
やっぱり皆川作品読んだ後の余韻はハンパないんだよなぁ〜。いつもながら圧倒されます。『開かせていただき光栄です』読んでからずいぶん時間が経ち忘れてないか少し不安でしたが、強烈な印象を残してくれてたので問題なく読めました。いつか再読時は2冊続けて読めれば楽しさ倍増です。。その頃に続編があれば言うことないんですが…。。みんな揃って「解剖ソング」歌ってほしいな★2016/03/31

naoっぴ

81
「開かせていただきー」の続編。前作以上に複雑に絡む登場人物たち、みちみちと詰め込まれたエピソードの数々、硬質な文章は、読むのにかなりの集中力を要した。にもかかわらず読むのが楽しかったのは、退廃的でありながらも美しい世界観に惹き付けられたから。史実に基づき周到に構成された18世紀ロンドンの暗黒部に驚愕しながらも、これが事実であったという興味や、エドやナイジェルの想い、バートンズの師弟愛、そしてミステリアスな事件の結末が知りたくて約600頁をがっつり読了。読後は心地よい疲労と満足感でもうお腹いっぱい…はぁ~2016/03/15

mii22.

69
『開かせていただき光栄です』から続けて再読。前作よりも残酷で耽美さが増した皆川ワールドのミステリ続編。まだ英国では警察組織はなく、法律も弱い立場の者に正義が通用しない不条理な世界だ。読み手も情と正義の間で葛藤し苦悩させられる。当時(18世紀)英国の人々の生活や政治経済、歴史などの緻密な描写も所々にちりばめられ、匂いさえも感じるほど物語の世界にどっぷり浸れる素晴らしい読みごたえ。そしてラストは切なさで胸が締め付けられ、時が止まったように最後の2行をいつまでも見つめ続けていた。2016/10/03

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