出版社内容情報
鏡とぐー子の徴収官コンビが霊感商法に切り込む。TVドラマ化されたシリーズ第三弾!
内容説明
特別国税徴収官(トッカン)の鬼上司・鏡とのコンビも2年目に入り、ぐー子も自身の成長を感じていたある日、鏡の故郷・栃木への出張が決まった。今回の相手は鹿沼にある運送会社と日光の霊水を使った霊感商法だ。滞納者たちが秘めた恐るべき事情が明るみに出たとき、ぐー子が宙を舞い、鏡の推理が冴え渡る。おまけに思わぬところで鏡の元嫁が現われて…人とお金の謎に迫る税務署エンターテインメントシリーズ第3弾!
著者等紹介
高殿円[タカドノマドカ]
1976年兵庫県生まれ。2000年に第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞し『マグダミリア 三つの星』でデビュー。第1回エキナカ書店大賞受賞作『カミングアウト』を始め多くの著書がある人気作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
116
前巻は残念ながら期待外れだったけどこれはシリーズ3作中で一番良かったと言っても良いかも。最後まで読むとタイトルが意味深だったことに気づく。2017/06/10
ゴンゾウ@新潮部
105
前作より俄然良くなった。納税者の立場からすると脱税する人達は勿論悪い。特にサラリーマンの立場からするとそう思う。今作の大見謝家のようなケースは対応が。儲けているのに脱税する奴は許せない。生活弱者を装う奴もしかり。法律は全ての人に平等であって欲しい。2019/01/27
モルク
75
トッカンシリーズ第3弾。ぐー子が鏡に反論したり、攻めるようになっていた。仕事も自分で考えられるようになっていた。ずいぶんとぐー子は成長した!もっとチワワ弁護士が絡んでくるかと思ったけど、今回は出番が少なかった。「おばけなんてないさ~」のいろんな意味、考えると奥が深い。第4弾の短編集もいきましょうか。2019/01/09
papako
71
どんどん面白くなった。少しずつ成長してる鈴宮。『幽霊』私はどれだけ『幽霊』にしてきたんだろう。そのままにしようとしない鈴宮はすごい。テレビの件で鏡に食ってかかった鈴宮の気持ち、分かる。そうじゃないよね。そして『幽霊』の出ると噂のマンションを探して住んでいる鏡の気持ちが切ない。早く2人に会いたいです!2019/09/16
にいにい
71
高殿円さんのトッカンシリーズ3作目。税金徴収官が主役のお仕事小説。今回は、金の為に人はどんなことでもしちゃうんだという事が示されている。公務員の守秘義務と殺人事件の通報の天秤には違和感もあったが、ぐー子のお気楽さと鏡の先々を読んだ行動が上手くマッチしながら進む展開は楽しいからいいか。「おばけなんてないさ」が意味深。人間関係のあり方を考えさせる。ぐー子と鏡の距離は、前作と比べると微妙だな。今後の展開も楽しみ。次が出たら読んじゃうな。2014/04/11
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