内容説明
史上最年少の宇宙飛行士“ロケットガールズ”としてミッションに従事する森田ゆかりとマツリ。しかし、大気圏再突入時にトラブル発生、二人のオービターはあろうことか日本に不時着してしまう。そこに現れたのは、三浦茜という小柄でほっそりとした秀才少女。故障した実験装置に応急処置をほどこす茜に感心したゆかりは、彼女を三人目の宇宙飛行士にスカウトするが、そこには思いもよらぬ難関があって…シリーズ第2弾。
著者等紹介
野尻抱介[ノジリホウスケ]
1961年三重県生まれ。計測制御・CADプログラマー、ゲームデザイナーを経て、1992年、ゲーム「クレギオン」の設定をもとにした『ヴェイスの盲点』で作家デビュー。以後、“クレギオン”“ロケットガール”の両シリーズで人気を博す。2002年に上梓した『太陽の簒奪者』は新時代の宇宙SFとして絶賛を浴び、短篇版に続いて星雲賞を受賞、「ベストSF2002」国内篇第1位を獲得した。また2013年、『南極点のピアピア動画』で大学読書人大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
巨峰
52
前半は緩かったけど後半はハードだった。宇宙開発のことなんてほとんど知らなかったけど、興味が持てます。惑星探索って面白い。わかりやすいから入門者向けのSF小説だなとは思います。2024/12/13
ソラ
37
ロケットガールシリーズの第2弾。今作は新たに秀才系の女子高生も加わって新たなクエスト。ライトノベル的なところもありながら、けっこうまっとうなSFをやってるところがこのシリーズの良いところ。2014/04/26
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
32
【★★★☆☆】女子高生、リフトオフ!に続くロケットガール第2巻。 ゆかりの逞しさというか……大人の都合に揉まれまくってた前回から元々の性格も合わせ、すっかり図太くなっててワロタ。新キャラの茜ちゃんもただじゃ転ばない子だし、次回どんな成長をみせてくれるか楽しみな存在ですね。 ……今さら突っ込むのも野暮だけど、この大人どもはつい最近まで普通の(?)女子高生だった子たちに何させてんですかね(苦笑) ゆかりの態度はどうかと思うとかマツリがチートすぎるとかあるけど、タイトルの『結果オーライ』が本作を的確に表してる。2014/11/01
miroku
23
後半の宇宙ミッションがスリリング。野尻作品が面白いのは、こういう部分にリアリティがあるからなんだよなぁ・・・。2014/05/21
なっぱaaua
22
ロケットガールシリーズ2作目。3人目の宇宙飛行士が仲間に加わります。20年前に書いた作品とは思えないですね。とにかくテンポ良く面白い。アニメはこの2巻までをやっているのですよね。レンタルあるかな?宇宙開発の歴史と今がイメージできますし、実際の宇宙開発もそんなに大きく進んでいない?とにかく宇宙から見た地球って、きっと生だと本当に感動するんだよね、と思えてしまう作品。地球は見たいけど、あんな過酷なトレーニングは無理ですね。最新の話に変えて再度アニメ化も面白いかも。2017/05/19