出版社内容情報
京橋中央税務署を揺るがす大事件発生――鏡特官が恐喝で訴えられる? 鬼上司のピンチにぐー子が立ち上がる! シリーズ第2弾。
内容説明
京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの、悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡が訴えられるかもしれない。しかも背後には、税務署の天敵・勤労商工会のお抱え弁護士がついていた。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)が立ち上がる!面白くって、ためになる、大好評の税務署エンターテインメントシリーズ第2弾。
著者等紹介
高殿円[タカドノマドカ]
1976年兵庫生まれ。2000年に第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞し『マグダミリア 三つの星』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
141
面白くって、ためになるのは認めるけど、シリーズ第1弾には見劣りするかも。井上真央ちゃんが褒めていたほどの面白さは感じられなかった。もちろん3冊目も読むけど。2017/05/08
ゴンゾウ@新潮部
131
確かに面白かったが、鏡との絡みが少なかったからか少し残念。ぐー子の成長は感じられたので次作に期待したい。日頃悪役にされそうな税務官の リアルな姿を理解するにはとても良い作品です。2017/10/11
青葉麒麟
98
鏡トッカンは何時出て来るんだ!?ってやきもきしながら読んでいたけれど、出て来てあの暴言を聴くとスッキリする。確かにぐー子も何時までも鏡トッカンに付いて回る訳にもいかないもんね。しかしドラマ版は巧い具合に脚色したんだな。ジョゼも出て来たら良かったのに。続編が楽しみ。2013/08/11
papako
80
続けて。特官付き2年目の鈴宮。今回は鏡特官が担当していた食堂の店主が自殺した。そして鏡特官が訴えられた!少しだけ自立して頑張る鈴宮さん。鏡の友人とか、嫌味な吹雪弁護士とか、鏡の元妻とか、これからどんどん広がりそう。誰もがすき間を探している。鏡の『焦るな』いいなぁ。我慢出来ずに3巻買っちゃいました。2019/09/14
ぶんこ
73
鏡トッカンが訴えられそうになり、チワワ弁護士登場。ヒーロー願望弁護士ですが、親が労働党国会議員とは、血祭りにあげたがっている公務員の頂点にいるじゃないですか。詰めが甘いのも納得。鏡さんがアジシオで厄払いしているのが痛快でした。ぐー子さんの鈍感ともいえる人を疑わない、真っ直ぐなところがいいですね。新キャラの「ジョゼ」もいいです。次作が楽しみ。図書館に本を取りに行ってくれてる家族が「このシリーズ全部読んでるよ」って、読んでる私が忘れていて、読んでない家族が覚えているって、何だか悲しい。2016/03/21