出版社内容情報
空色の猫と男の子の映画のような交流物語。青い猫がやってきます。「ほんとうに空からきたの? ぼくだって空に行けるよ」。男の子は自分だけが知っている空に近い場所へ。やがて雨雲が広がりはじめ……。 幼児から
内容説明
「空からきたの?ぼくだって空へ行けるよ…。」1本の映画のような、少年と猫の交流の物語。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞・エルバ賞、BIB金のりんご賞他、数々の賞に輝いた絵本作家・谷内こうたの描く詩情豊かな世界。
著者等紹介
谷内こうた[タニウチコウタ]
1947年神奈川県生まれ。1969年『おじいさんのばいおりん』を出版。1971年『なつのあさ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。以後、BIB金のりんご賞など数多く受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫 綺
70
あおく透き通った空とあおいねこが何ともいい感じ♪おとこの子とねことのやり取りも優しく、ラストはジ~ンときた。空のブルーと草や木のグリーンがとても印象的。2012/11/10
nyanco
31
青いネコの登場から少年と出会うシーンまでの数ページ、言葉はありません。それなのに、淡い空色の猫のしなやかな姿と、猫を見つけた少年の『み~つけた』という気持ちが伝わってきます。ブランコに乗った少年とねこ、三輪車の乗って青空を見上げるねこと少年…、言葉のないシーンの方が実に多くを伝えてくれます。色調といい、画風といい、とても素敵です。そして、ラストページ、『あおいねこ』が『あおぞらねこ』にかわっていることも素晴らしい。谷内さんの絵本、続けて読んでみようと思います。 2010/06/01
AKIKO-WILL
23
あおいねこはそらから来たんだよ!不思議なあおいねこにぼくは驚くけどすぐに受け入れて遊ぶぼく。晴れた日にやってくるあおいねこ!見てみたいですね。2016/04/16
mntmt
20
詩情あふれる絵です。2018/01/25
ぽんくまそ
12
空から来たねこ。空へ飛びたい少年。気持ちよく乾いた空気がすがすがしい。おもちゃのような自転車というアイテムが生きている。ひろびろとした気持ちにさせてくれる。ねこが空へかえる場面は、心の引き出しに大事にしまっておいて、時々、引き出しから出して見よう。2015/09/15