内容説明
神に抗う―“エンブリオン”のサーフらが得たのは異形への変身能力と引き換えに、人間の血肉を欲する悪魔の力アートマだった。ヒトがヒトを喰らう非情な戦いに、ジャンクヤードの戦況は一変する。“教会”の支配に不信を抱いたサーフは、アートマの暴走を抑える血を持つセラを守ることを決意。生存をかけ、ジナーナ率いる“メリーベル”と共闘、“ソリッド”を攻略する。だがその直後、意外な人物が現われ…急転の第2巻。
著者等紹介
五代ゆう[ゴダイユウ]
1970年生まれ、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
13
アバタールチューナーの2巻。ゲームでは序盤で倒れたジナーナがアルジナと仲良く楽しんでる所が癒される。ルーパもゲームより出番が多く良かった。ゲームの方、今のハードでリメイクされないかな。★★★☆☆2024/06/04
よねはら
10
登場人物の人間らしい交流が見られて嬉しい限りです。その分、終盤の離脱シーンは悲しかったですが…。戦闘描写も増えたし、どのシーンも楽しく読めました。次巻で過去がどう書かれているのか楽しみです。これの刊行、震災の直後だったんだなあ…2013/04/21
まつじん
10
ここまではゲームでいうところのⅠのほうですな。ちょっとオビの文章はアオリ過ぎのような気もしますが、続きが気になります。結構”アタリ”かも。2011/09/18
ペペロニ
9
クライマックス感を抜けたと思えば、新展開が始まるちょうど良いところで終わり、続きが気になる。この2巻で第一部完ということで、ゲーム版との違いを楽しみながら続きを読もう。2018/12/29
しょうゆ
8
戦闘シーンが多くクライマックス感があったけど、やっと本当の物語が始まった感じ。真実だと信じていたものが揺らぎ、自分たちが何者なのかを明らかにしようともがくサーフ達が苦しい。黒い泥に飲み込まれる様が災害っぽいなあ…と思いながら読んでいたら、あとがきで著者も同じようなことを書いていた。2019/01/02