内容説明
地下鉄で乗客とトラブルになっていたところを救ったのがきっかけで、“俺”はイラストレーターの近藤と飲み友だちになった。その近藤が何者かに刺されて死んだ。友人の無念を晴らすべく、ひとり調査を開始した“俺”の前に、振り込め詐欺グループ、闇金融、得体の知れない産廃業者らの存在が…絶体絶命の窮地に陥りながらも、“俺”は友の仇を討つために札幌の街を走り回る。好調シリーズ、長篇第8作。
著者等紹介
東直己[アズマナオミ]
1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科中退。北の歓楽街ススキノでその日暮らしの一方、家庭教師、土木作業員、ポスター貼り、カラオケ外勤、タウン誌編集者などあまたの職業を経て、92年『探偵はバーにいる』で作家デビュー。2001年には『残光』で第54回日本推理作家協会賞の長編および短編集部門賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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