内容説明
ミロク教の聖地ヤガは、“新しきミロクの教え”によって、大きく変貌を遂げていた。ヨナが捜し当てたフロリーもミロク教への不安を漏らす。さらに居場所のわかったラブ・サンとマリエに会うために出かけたヨナは、“新しき教え”に染まった二人を見て愕然とする。ヤガを出ることにしたヨナは、スカールの助けを得て、ミロク教徒たちの執拗な妨害をくぐり抜けるのだが、その先に見たのは“ミロクの聖姫”の信じがたい姿。
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。77年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。78年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
166
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝129巻(156/180)です。本巻は、スーティ王子争奪戦の巻でした🐆 栗本 薫版正伝、ラス前です。 続いて栗本 薫版正伝ラスト130巻へ2022/11/12
nonたん
34
ホレホレ!出てきよったのぉ〜~キタイの竜王ちゃんの魔道が!なんと!あの黒女はタミヤか?苔コケ男は長舌のババヤガだもんね。七人の魔道師がこんな事になっていたのかぁ。さて、俄然注目株のすうたん!これは面白くなるよねぇ。ワクワクが止まらないのに……。あと1巻だけか……。2013/11/18
Toshy
30
怒涛のようなシナリオ展開。まるで断末魔のような。。今までがゆっくりしていたので余計にそう感じます。でも。。あと一冊。。2014/08/29
瀧ながれ
27
ヤガの黒幕はヤンダル・ゾック、という真相にちょっとガッカリしてしまった。そうね、いまさら新しいモノは出ないわね。でもパロを手にいれるための第一段階として、まずヨナを手にいれるために、そんな段階から罠を編みますかね。ヤンダルさんは意外とちまちましたことがお好きなのね。そんで結果待ちの空き時間でケイロニアを襲った(七人の魔道師)のか。仕事熱心ね。…なんか、イメージが…。ヨナとフロリーはヤガに囚われ、スカールはブランと合流してスーティを連れて逃げる。こうなると、まるでスーティが災厄の星みたいだ。2016/12/15
きらら@SR道東民
25
初期の頃に書かれた外伝とようやくストーリーが繋がりました。そろそろ出てくるって思っていたグラチィが、衝撃な発言を・・・何とグインとバルーサがこんな事に・・・栗本さんの手で完結してほしかったです。2016/07/21