内容説明
アル・ヴェルガスのラインバック提督の活躍で、ベルゼイオンの占領下にあった衛星アル・ゴは取り戻され、ランディスヴァーゲンが準備してきた和平交渉も思わぬ陰謀によって潰えた。その頃、暗殺されたベルゼイオンの歴史学者ラシード教授の研究の痕跡を調べていた元軍医のミレと、元“虎”部隊長のキバは、二重太陽系の恐るべき運命を知る。しかし両星に厄災が迫りつつあるなか、両軍の名将は戦いへの道を強いられていく。
著者等紹介
荻野目悠樹[オギノメユウキ]
1965年東京都生まれ。横浜市立大学商学部卒。『シインの毒』で1996年度集英社ロマン大賞を受賞してデビュー。『破剣戦鬼ジェネウ』『六人の兇王子』など退廃的にして絢爛たる異世界ファンタジイ・シリーズで人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へいがぁ
2
「夏」を乗りきれるのかどうか、ひとつの対処法が示されました。ここから、どうなっていくのか、キバとミレがどう絡んでくるのか、期待が高まってきました。2015/11/22
永山祐介
1
本来彼らが目指した地点を考えると、ここがようやくスタート地点なんだよなあ……。ただ、それでも不穏な要素はそこかしこに見えるんですよね。勿論、選抜基準に異を唱える人は大勢いるでしょうし……。人類が自ら滅びの道を歩まないようどうすればいいのか。今後も楽しみです。2009/03/16
埋草甚一(U.J.)
1
凄く壮大な話だ。この先どうなって行くのか…。2009/03/12
イリス
0
スペオペは田中芳樹とこの人しか読んだことないんだけど,視点が変わりすぎてよくわからなくなってくる。じっくり読めば良いだけのことなんだけど。後1冊,頑張らないと読める気がしない。2013/02/26
ユイ
0
戦争は終わろうと思えばいつでも終わらせることができる。ただ終わらせようとしない人がいるだけで。その辺は現実もSFも変わらない。2012/02/05