ハヤカワ文庫<br> フリーランチの時代

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ハヤカワ文庫
フリーランチの時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150309305
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「私は人類をたいらげたい」―火星やまと基地の隊員4名が体験した、あまりにもあっけないファーストコンタクトを描く表題作、太陽系開拓時代に孤独な宇宙船を駆るニートの日常「Slowlife in Starship」、いつのまにか不老不死を獲得してしまった人類の戸惑い「千歳の坂も」、そして傑作長篇『時砂の王』に秘められた熾烈な闘いを描くスピンオフまで、心優しき人間たちのさまざまな“幼年期の終り”を描く全5篇収録。

著者等紹介

小川一水[オガワイッスイ]
1975年岐阜県生まれ。1996年、集英社ジャンプノベル小説・ノンフィクション大賞受賞作『まずは一報ポプラパレスより』で長篇デビュー(河出智紀名義)。2003年発表の月面開発SF『第六大陸』(ハヤカワ文庫JA)が第35回星雲賞日本長編部門を受賞して以降、骨太な本格SFの書き手として期待が高まっている。また、2005年の短篇集『老ヴォールの惑星』(同)で「ベストSF2005」国内篇第1位を獲得、収録作の「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞した。宇宙作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

405
再読。完全に内容は忘れていた。短編集でそれぞれの話につながりはないのでサクッと読めるが、一冊のなかに共通しているテーマは「人間とは何か?」ということ。体のほぼすべてが機械になったり、不老不死が強要されたり、体の組織がエイリアンによって組み替えられてしまったりしても、それは人間といえるのだろうか、ということを問いかけている。もちろん、同時にエンターテイメント性も高く、それぞれひとつの小説として楽しめるだけのストーリーのクオリティもあるので、読んでいて楽しい。2016/05/01

みっちゃん

62
【時砂の王】のスピンオフの短編があると聞いたのが、読むきっかけです。バラエティに富む短編集でしたが、「生きているとは?」というテーマが根底にあるように感じました。宇宙人に取り込まれて食欲・性欲から解き放たれる、全身麻痺になった身体の代わりのテクノロジーで外界とコンタクトする、そして人類が不老不死を獲得したら…いつかこれらの事が実現したら人類は生と死の境界をどう捉えてゆくのでしょうか?色々と考えさせられました。2013/12/28

とくけんちょ

46
地球外生命体との交流、侵略や不死を描いた近未来から遥か未来までのsf要素満載の短編5編。相変わらず、SFといっても、ハードルは低く、誰もが読みやすいものに仕上がっている。逆にハードなものやメッセージ性を求めすぎれば、物足りなく感じるかも。作中で登場する探査機はやぶさと実在したはやぶさとの関連はよくわからない。ただ現在では最新技術でも、将来、それが朽ち果てていたとしても、その夢の名残が遥か未来と接触したとき、未来人は何を思うのか。色々、想像してしまう。これがSFの醍醐味ですね2018/09/30

けい

45
「時砂の王」のスピンオフ作品を含む5編からなる短編集。極々軽いのりで描かれる表題作、「私は仕事を続けた」のくだりで、ニャッとさせる『千年の坂も』など、設定はSFながら極めて読みやすい文章と内容が秀逸。世界観にもあっさりと引き入れられてしまう。それでいて、考えさせられる所もある、面白い作品でした。2016/11/23

ざるこ

37
ほぼ脳死状態の体と意識で生きるAIの体。どちらが本当の自分なのか?(Live me Me)不死を可能にした未来、自然に来る人生の最後を奪われ仕方なく生きなければならないのか?(千歳の坂も)遠い未来を考える時、私たちが漠然と想像することを緻密に描いてくれる。「そんな世界の日常ならこんなことが起こるのでは?」という進化や事件がとてもリアルに感じとれて楽しくてしょうがない。表題作はちょっと笑えるけど、いつか実現するかも…と感じる話が多い。「時砂の王」のスピンオフもあり、またまた興奮しっぱなしの小川作品でした。2018/09/22

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