感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里愛乍
28
たぶん最も若い時に衝撃を受けた作品。おそらく自分のあらゆる「好き」の原点のひとつ。2021/03/31
眠る山猫屋
28
メディウムという雑誌(?)に載っていた怪奇編を中心に集められている。夢幻紳士のなかでは一番好きな頃。死にかけている不幸なご婦人に、魔実也が幸福な夢をみさせる『老夫婦』は、当時も今も、忘れ難い感覚を与えてくれた。怖い、グロテスクなだけではない、ロマンチックであり、尚且酩酊感すら覚えさせてくれる昭和初期の暗がり。2017/07/02
なつ
9
以前読んだギャグ色の強い「冒険活劇篇」とは異なり、こちらはシリアスで深い闇を感じます。辛い生い立ちがある特殊な能力を持つ者の姿が泣けてきます・・・特に「サトリ」や「半人形」の最後が悲しすぎる。グロさだけでなく、適度なエロさ、昭和初期のレトロ感、哀愁が合わさった雰囲気が美しいです。2017/09/05
Gin&Tonic
7
夢幻魔実也うつくしすぎる……。2015/04/23
クレソン
5
夢幻紳士を何から買えばいいのか迷いに迷って、これ。「夜会」が素敵。「針女」のいかにもな感じも、「おいてけ沼」の魔実也さんの飄々ぶりも。早く集めたいなあ。2010/02/24