内容説明
騎馬武秀の体が光を放つと、彼は赤い戦士に変身していた。サド女王様のお局OL・実報寺延恵、昔はイケメンだったが今は巨デブの先輩・花井泰明とともに、戦隊ヒーローとして、平和を脅かす怪人たちに日夜戦いを挑むのだった。しかし幸福になって劣等感がなくなると変身能力まで失ってしまう彼らに、幸せが訪れる日は来るのだろうか。ガンバレ、騎馬武秀!戦え、逆境戦隊!いつか輝く明日を掴むのだ。
著者等紹介
坂本康宏[サカモトヤスヒロ]
1968年愛媛県生まれ。1990年、愛媛大学農学部卒業。同年、愛媛県庁に就職。公務員生活のかたわら、小説を執筆し、2001年『歩兵型戦闘車両ダブルオー』で、第3回日本SF新人賞に佳作入選してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miroku
14
SFだと断言すれば良いわけじゃないよ? 頑張ろう!2020/05/02
けいちゃっぷ
2
読んでしばらくして気になったのがひとつ。コンプレックスって誰にでもあるし、強弱は計れない。 ヒーローと怪人の違いはなんなのだろう。 2007/02/04
set-you
1
とても愉快で引き込まれる物語だった。ヒーロー、正義といったものと悪の戦いを描きつつ、その背景をSFで固め、外したノリで引き込んでいく。それぞれのバランスや、織り混ぜ方、エピソードの転がし方など構成に少し粗は感じたが、最後までページをめくらせる力を持ったエンターテインメントだった。中々の佳作だと思う。2010/04/06
まつじん
1
そうきたか、ヒーローモノの王道を行くようなエンディングには納得の一語ですな。2009/11/08
DWAT
1
戦隊モノへの愛にあふれつつ、実はSF的コアはしっかりしていたりするが、人に勧めるには躊躇われるなあ・・・・2007/05/04