内容説明
株式会社来見食品に勤める落ちこぼれ研究員、騎馬武秀はオタクである。雑務に追われながらも、コミックとフィギュアの即売会を唯一の楽しみとして日々を送っていた。彼が勤める来見食品は、次世代タンパク源として新商品を開発する食品会社である。ある日、その新商品開発にかかわっていた親友、鞍瀬のマンションを訪ねた騎馬は、凄惨な事件現場に遭遇してしまう!コンプレックスだらけのヒーローを描く熱血SF登場。
著者等紹介
坂本康宏[サカモトヤスヒロ]
1968年愛媛県生まれ。1990年、愛媛大学農学部卒業。同年、愛媛県庁に就職。公務員生活のかたわら、小説を執筆し、2001年『歩兵型戦闘車両ダブルオー』で、第3回日本SF新人賞に佳作入選してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
13
コンプレックスをエネルギーに変身。駄目オタク奮戦。2020/05/02
けいちゃっぷ
3
ヒーローものの定跡にのっとりながら、外しながら、ヒーローや怪人の見せ場も作り、怒涛の勢いでエンディングへ向かうところは圧巻ですね。2007/02/04
はじめさん
1
地方の食品会社に勤める、25歳のオタク研究職の青年。オタク・チビ・不細工・根暗・運痴ときてしまいにゃ若ハゲ! もう×(バッテン)しかつかないような彼だったが、ひょんなことから変身ヒーローとなって怪人と戦う運命に。怪人を生んだ原因もまた自分の会社が絡んでいるようで、司令塔は当然社長。エリートなのだが、青春を勉学に捧げたせいか、中二病ならぬ小二病をこじらせ、はたから見れば戦隊ごっこ! 2巻で一応完結っぽいので続きが楽しみ。 / しかし、作者県庁勤めでデビューって、公務員でこういう作風ってありなんすか?w2012/05/06
inugamix
1
おっとこれは…お約束系じゃない…!2010/06/19
まつじん
1
戦隊ヒーローモノにSF的考証を加え・・・イヤ単にオモロイ小説ですな。2009/11/07