内容説明
セーガン生物群の標本からナノマシンを発見したサヤは、地球外知的生命に関する大胆な仮説を提唱する。しかし異常事態は加速していた。火星を発信源とする重力波が検出され、謎の結晶クリスタルフラワーが各国のコロニーを覆いはじめたのだ。一方、惑星間を超えるコンピュータネットワーク内では、サヤの身を守るかのように人工知性体のKTが活動を開始していた…「ベストSF1999」国内篇第1位に輝く傑作ハードSF。
著者等紹介
藤崎慎吾[フジサキシンゴ]
1962年東京都生まれ。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者・記者、映像ソフトプロデューサーなどを経て、1999年に『クリスタルサイレンス』で作家デビュー。「ベストSF1999」国内篇第1位を獲得。新時代の本格SFを担う書き手として期待を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。