内容説明
日本経済は戦後最大の危機に突入していた。間近に迫る衆議院選挙では連立与党の敗北は必至。与党・自進党の幹事長伊藤らは起死回生の手段として、自衛艦による北朝鮮のスパイ船の撃沈、そしてインフレを加速させ財政赤字を帳消しにする策を立てる。だが米政府がこの陰謀を知り、日本発の世界大恐慌と第三次世界大戦を回避すべき警戒態勢を敷く。同じ頃、全国新聞編集局次長の荒川らは政府高官暗殺事件を調べ始めるが…。
著者等紹介
御堂地章[ミドウチアキラ]
東京の国立大学で中世英語を専攻。卒業後、AP通信社に入社して記者となる。その後、日本の有力紙に移り、社会部、経済部の記者を経てアジアと米国で特派員生活を送る。帰国後は外報部次長や論説委員を歴任する。政治・経済の著作多数。2001年、『日本崩壊』で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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