ハヤカワ文庫
薔薇船

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150307417
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

南海子が耽美派の巨匠、深見鉄太郎の作品に出会ったのは二十歳の時だった―異端作家の作品世界に魅せられ、鮮血のイメージに囚われた女の宿命を描く表題作をはじめ、老紳士に誘われ自宅を訪れた青年が目にする恐怖と戦慄を綴った「ロマンス」、少女の孤独と斜視が恐ろしい体験を生み出すことになる「夏祭り」など短篇の名手が紡ぎだす幻想的な六篇を収録。美と恐怖に彩られた“小池ワールド”を堪能できる記念碑的作品集。

著者等紹介

小池真理子[コイケマリコ]
1952年、東京都生まれ。成蹊大学卒業。出版社勤務、エッセイストを経て85年『第三水曜日の情事』で作家デビュー。89年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞、95年『恋』(早川書房刊)で第114回直木賞、98年『欲望』で第5回島清恋愛文学賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takaya

16
読み応えのある、ホラー系の短編集です。男女の愛欲を中心に据えながら、単なる恋愛を超え、異界に連れていかれるような濃密な読書経験になります。小池氏の才気が感じられる傑作です。2020/12/24

バーベナ

3
普段生きているこの世界は、誰と共有できているのかしら?と思う時がある。皆、自分の世界を見ていて、実はまったく違う世界が重なっているような、それに気が付く瞬間の心もとなさ。そんなことを考えたくなる短編。すごく好き。夕暮れや季節の変わり目、そんな肌で実感できる境目を感じながら、同時に目に見えない境目にふっと足を踏み入れてしまったような気持になる。2019/11/25

cithara

3
鬼灯』薄暗い室内… 遠い雷鳴… 非常に臨場感のある小説。私自身は、幼いころどんなに頑張っても鬼灯を上手く鳴らせなかったのを思い出す。『ロマンス』この小説集の中で一番心に引っかかった作品。エンディングは「来るぞ、来るぞ」と身構えていてもやはり背中に冷水を浴びせられたようになる。『薔薇船』真っ赤な夕焼けに染まる海が目に見えるよう。小池作品の耽美的な特徴が如何なく発揮されている作品。『夏祭り』住民の出払った住宅街というシチュエーション自体が怖い。最後は恐怖映画を見ているような感覚に陥った。『彼方へ』以前読んだ。2012/09/15

みりん

2
短編集なので、まとまった時間が取れない時にもおすすめの恐怖小説。とはいえ、派手な演出や大きな事件が起こるのではなく、日常から静かに異変へと続いていくところが良かった。おそらく、30代以上の読者のほうが楽しめる内容だと思う。2014/02/02

kaizen@名古屋de朝活読書会

2
短編恐怖小説6編 鬼灯(ほおずき) ロマンス 薔薇船 首 夏祭り 彼方へ 読んでいて,日常生活の描写の中で,予想しない事態に、ただ怖れおののくばかり。 日常生活の延長に恐怖小説を書かせたら,小池真理子の右に出るものはいないかもしれない。 まだ慣れない。2012/11/13

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