ハヤカワ文庫
マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気

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  • サイズ 文庫判/ページ数 379p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150307301
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

科学技術発祥の地“楽園”を訪れたバロットが知ったのは、シェルの犯罪を裏付ける記憶データが、カジノに保管された4つの100万ドルチップ内に存在するという事実だった。チップを合法的に入手すべくポーカー、ルーレットを制してゆくバロット。ウフコック奪還を渇望するボイルドという虚無が迫るなか、最後の勝負ブラックジャックに臨んだ彼女は、ついに最強のディーラーと対峙する―喪失と安息、そして超克の完結篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

とら

85
全三巻、原稿千八百枚の超大作SF、完結。”カジノのシーンを全て終えたとき、ようやく自分にSFが書けたと思った。”と語る冲方さん。そう、正直この作品で一番印象に残ったのはカジノの場面なのである。それがSFなのかどうかは知らない。でも確実に良い、ということは分かる。面白ければ何でも関係無い。精神的な痛みって、肉体的な痛みよりつらいと思う。この作品は戦闘シーンも多いが、心情の移り変わりも多い。でもそっちの方が読者にとっては色々考えて読める。戦闘は勢いで読めるけれどwもうこれからバロットは大丈夫。もっと読みたい。2013/03/15

akira

34
前巻以上に引き込まれるカジノシーン。心理戦。場を支配しターゲットを敗北に引きずりこむ。勝負は、劣勢であればあるほど読み手としては興奮する。そしてそれも伏線。復讐を果たすもこちら側に虚無感が残る。あれだけの勝負を見事にやってのけながら…それも人間らしい感情か。それにしてもあざといバロット。そしてどこまでも紳士なウフコック。「少しは妬いてくれても良いのに」2013/02/18

Our Homeisland

21
読み始めてしまったので終わりまで、三冊読みましたが面白くなかったです。多くの言葉と文章でいろいろなことが語られているが、どれ一つとっても心が動かされたり、興味がわいたりするところはありませんでした。前に読んだ「天地明察」も世間で大絶賛されるほどでは無いという印象でした。このようなものを書いていた人が、「天地明察」路線にどう進んだかが不思議ではあります。あとは「光圀伝」というのがありますが、分厚すぎて敬遠したくなります。ギャンブルシーンなら、阿佐田哲也の麻雀ものの方が、はるかに面白くておすすめです。2016/04/01

taka21

20
二作目の燃焼後半から始まったカジノ。三作目ではいよいよボイルドが乱入してきてSF的な展開に流れるのかな?と思っていたのに三作目も出だしから結構カジノ。しかも几帳面なぐらい丁寧に書かれている。その事がいつもSFは右脳で読む私の左脳を刺激した。と言うかゲーム展開を逃すまい、追いつこうと必死だった気がするwその左脳読書が板に付いたところでのイーブンマネー。不覚にも鳥肌が立った。そしてその後はきっちりと右脳で読めるSFも見せてくれてとてもバランス感覚の高い本だと感じました。これは続編のヴェロシティも読まねば!2010/10/24

雪守

20
終わる者、進む者を決める全ての答えが出た最終巻。なにより一番印象的なのがウフコックの出した答えでした。終わりにふさわしいその答えが静かで悲しく、そして希望の光をともして幕を閉ざしました。新たな未来の幕開けを楽しみにしつつ、少し時間を置いてから過去の物語を手にとってみます。コメントにて雑記。2010/09/18

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