内容説明
ドクター・ラッティが満を持して放った人工知能クドルチュデスは、統合行政情報システムSAISへの侵入に成功した。さらにその中枢を占拠しようとするクドルチュデスの攻撃の前に、堅牢なはずのセキュリティは次々と破られ、ネットワークシステムは機能を奪われてゆく。シファとミスフィはこれを阻止すべく最後の決戦へと向かうのだが…未来のあるべき姿を模索する人々の想いをのせて、クドルチュデス篇、ここに完結。
著者等紹介
米田淳一[ヨネタジュンイチ]
1973年秋田県生まれ。1997年『プリンセス・プラスティック~母なる無へ~』で、作家デビュー
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感想・レビュー
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ニミッツクラス
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プリンセス・プラスティックの5作目でラスト。講談社から97年に出た0番(母なる無へ)と早川JA版の1番以降との関係が、読んでないから判らない。0番の方は表紙を見ただけで凹める。ラディカル・ハードSFと呼ばれるJA版を通して読み終えたが、良く書き込んである。「プリンセス・プラスティック管理用用語集」と言うサイトがあるので参照されたし。女性型ヒトサイズ量子力戦艦(シファ級、10万t超)のシファとミスフィの活躍を描く。時代やテクの設定、高機能すぎる戦艦の「心」の葛藤まで解説して、5冊では足りないか。★★★★☆☆2012/07/17