内容説明
不動産会社に勤める英司は離婚訴訟中と偽り、女から大金をだまし取ろうとするが…泥沼にはまりこむ男の皮肉な運命を鮮やかに描く「春日狂乱」、幾重にも伏線を配し、日常の崩壊を描く日本推理作家協会賞受賞作「妻の女友達」を含む厳選の中短篇七篇。短篇の名手が奏でる極上の“小池ワールド”を年代順に編んだ全四巻のミステリ傑作集第一弾。巻末には当時の思い出を綴った特別書下ろしエッセイを収録したオリジナル文庫。
著者等紹介
小池真理子[コイケマリコ]
1952年、東京都生まれ。成蹊大学卒業。出版社勤務、エッセイストを経て85年『第三水曜日の情事』で作家デビュー。89年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞、95年『恋』(早川書房刊)で第114回直木賞、98年『欲望』で第5回島清恋愛文学賞受賞
結城信孝[ユウキノブタカ]
文芸評論家/アンソロジスト
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感想・レビュー
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koguma
24
小池真理子のミステリー短編集。芝居じみた 台詞回しで古臭いんだけど、面白い。愚かな人間達が次々登場する。人間て、何か罪を犯したとき,ほんとにこんな行動に出てしまうもんかな?言わなくてもいいことを言ってしまったり,余計なことをしてしまったり...自分ならもっと上手く立ち回れそうだと思うのは、傍観者だからこそなのかなあ。ちょっと残念だったのは、ここに収められてる話のいくつかは、他のタイトルの短編集にも入ってたってことかな。でも、二回目でも十分楽しめる意外な結末のストーリー,おすすめです!2015/09/26
ぴ〜ちゃん☆
1
読みやすかった〜☆やっぱり悪いことはしちゃダメだね…って感じヽ(・∀・)ノ『眼』が面白かったかな(´∀`)2014/02/22
ゆみじ
1
「あ、これ他の短編集でよんだかも」と思いつつ、また楽しめた。2009/04/05
ひめ子
0
★★★