内容説明
イシュトヴァーンは、圧倒的な軍勢を誇るクム軍を相手に、小勢ながらも敵の意表をつく巧みな戦法をもちいることで、善戦していた。勝利を疑わずにいたクム軍だが、数の優位を活かせないまま、イシュトヴァーンの作戦にしだいしだいにその数を減らされていった。劣勢を挽回しようとするタリオ大公は、総力戦をいどもうとするが…。ゴーラの命運を賭けた宿命の戦いは、戦場を血に染めて、いまや終局を迎えようとしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
169
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全179巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝第56巻(67/179)です。 本巻は、軍神イシュトヴァーン、モンゴール軍大勝の巻でした🐆 続いて、外伝➉へ。2022/06/14
nonたん
36
狂戦士から破壊王に昇格したよ。バカチン…。 ランスくん頑張ったなぁ。 でも、しっかり首級をあげたのは、カメさんだったりするあたり、何とも。 そのカメさんをしても、バカチンは止められないようだ。 何処に向かっていくのか予想に難くない。中原荒れますね…。2011/05/06
瀧ながれ
26
読み終えたあとでタイトルの「序曲」を見ると、イシュトヴァーンの血塗られた覇道が、本格的に自覚的に幕を開けたのだなあと、苦い気持ちになります。クム大公タリオの首をとった 勢いで、クムの首都ルーアンへ攻めのぼるとは…。神出鬼没の野盗スタイルの戦いかたに、グインから学んだ伝令の活かしかたを加えて、イシュトヴァーン将軍流の戦闘が作られてきたのは、興味深いです。カメロン(騎馬戦もいけます!)との合流には感心しました。…でもなあ、イシュトヴァーンが強くなるということは、中原が荒れて死者が出るということだからなあ…。2015/05/27
きーみん
23
カメロン、おいしいとこ取りしたのに、ご機嫌で演説するイシュトを見て不安に。自分がその不安を煽った一因なのにぃ。血塗られた道をどこまで駆けちゃうのかな?そっちの水は苦〜いぞイシュト。2011/01/23
P太郎 ̄(=∵=) ̄
21
イシュト軍の奇襲、カメロン軍の健軍町により、クム軍に勝利。一方で、アリが潜り込ませた輩にイシュトが気がつき、アリ対カメロン、イシュトの裏の戦いも始まる。カメロンの部下マルコ、できる奴!アリが思い付きで作戦考えてると指摘されるしまつ。2024/07/06