内容説明
革命結社〈狂茶党〉の議長〈赤の女王〉は党内の反対派を粛清したあと、新しい党綱を決定するためレモンたち党幹部を招集した。ところが、集会場に向かっていたレモンたちの乗った宇宙飛行艇が別のテロリスト・グループにハイジャックされた。しかも一番近い地上基地はクーデタの嵐に巻き込まれている。〈赤の女王〉は遅刻を絶対に許さない。どうする、レモン。表題作他、幻想華麗な書下ろし中篇「妖精の夏」を含む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
funa1g
1
表題作「五月ゲーム」はレモンを乗せた宇宙船がハイジャックされるが、たまたまクーデターが起きた星に降りてしまう。その混沌としたシチュエーションでのレモンの活躍を描く。併録といってもこっちの方が長い「妖精の夏」は、探偵小説的な導入から妖精物語などを模した夢幻的な世界に誘われる。2021/02/16
NOB
1
当時はなんのことかわからず読み飛ばした部分が、理解できる年になりました。 かなり古い本なので、新版あったら買いたい。凶天使は新版出てたから。2017/03/22
