内容説明
システムハウス・ミルキーピアのシステム・エンジニア片山秀人は、実はネツトの中に意識を滑り込ませる裏ワザの持ち主。その能力を売り物にミルキーピアはネット探偵局に様変わり、ネット潜りが秀人の専門になってしまった。さっそく舞い込んだ初仕事はゲームシステム『ザナドウ・パラダイス』の看板擬似人格ソフト、ローラ姫を脳ませるイリーガル・プレイヤーをつきとめてほしいというもの。大はりきりの鳴琳と共にゲーム・ネットに潜入、ローラ姫に接触して問題の核心に迫った時、「ジュリエット!」と姫を呼ぶ声が…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
埋草甚一(U.J.)
0
作品世界に厚みが出て来た。2013/05/23
丰
0
Y-102001/09/01
oko1977
0
ミルキーピアシリーズの第5話。秀人と鳴琳のコンビが繰り広げるネットもぐりコメディ。第1話から読み続けていて、登場し続けている登場人物の間のやりとり・つっこみは同じなので、少し飽きてきたが、今作はローラ姫が実はジュリエットの擬似人格であり、イリーガルプレイヤーは単なる悪意からではなく、ロミオだったから不正侵入していたというストーリー構成に、筆者の構成力のすごさを感じて面白く読めた。2009/05/11