ハヤカワ文庫<br> 京美ちゃんの家出―ミルキーピア物語

ハヤカワ文庫
京美ちゃんの家出―ミルキーピア物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150302924
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「京美が逃げだしたァ!」システムハウス・ミルキーピアの朝は、こうして始まった。うちの大切な商品でありコンピュータ・ネットワーク上で稼働するパーソナルアイドルの人気ナンバー1ソフト『京美』が家出してしまったのだ!たった一人の男性社員こと俺、片山秀人はヨネコ社長と麻矢さんに無理やり頼まれて、俺の裏ワザ、ネットワーク潜りをやるはめになってしまったのだけど…。ソフトウェア業界と電脳空間を舞台にして、ミルキーピアの面々が、きょうも繰り広げる笑いとスリルと冒険と涙の数々―書下ろし300枚を含むドタバタ電脳SF。

目次

京美ちゃんの家出
聖哉くん、誘拐!
フェスティバルキャラの逆襲

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しのぶ

41
初読みが27年前だという自分にとって懐かしい作品。バーチャルアイドルやボカロにしろゲームやネット内に侵入にしろ、ネットワークシステムに入り込む設定はこの作品が元祖ではなかろうか。勢いで一気読みするコミカルなドタバタSF作品。2017/12/06

亮人

6
システムエンジニアであり、意識だけで電脳空間に入ることができる「ネット潜り」の特殊能力を持つ秀人。ネットアイドル人格ソフトである京美ちゃん。その他、ヨネコ社長や個性的なメンバーが、ネットの事件を解決していくコミカルなシリーズ第1巻。インターネット以前のパソコン通信の時代にここまで電脳空間を描く先見性はスゴイ!そして後書きが作者とキャラの対談形式というのも往年のラノベ感があって懐かし楽しい!2019/11/22

げんなり

1
これは面白い! 時代をかなり先走っちゃったのではないかと心配してるくらいだ。 電脳空間と言うかサイバースペースと言うか、ま、そういうところに主人公達が出掛けるのだけど、その描写がいちいちツボる。表題作初出が87年5月との事、やはり当時相当突っ走ってたのでは? で、横山えいじの表紙とイラスト、大好きなのでもう最高、なのだ。2021/05/19

ほにょこ

1
★★★☆☆ 興味をひかれるサブタイトルですね。京美だけに(笑)。 「ルンナ姫放浪記」と同じ作者のコミックかと思ったら違う人の小説でした。 はちゃめちゃですが勢いで読ませられる楽しい話でした。 気が向いたら続きを読んでみます。 2017/02/07

akiz

1
インターネットなぞ世間的には影も形もなかった時代によくぞここまでという感じ。と言っても想い出補正を差し引いても十分面白いと思う。自分にとってバーチャルアイドルと言えば真っ先に思い出すのは、伊達杏子DK96や初音ミクではなく、時祭イブとこの京美だったりするという……2016/07/06

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