内容説明
宇宙飛行時における最大の問題は―トイレ。特に長期飛行の場合は大問題だ。しかし、わが森田衛生設備株式会社が誇る最新式無重力トイレがあれば、そんな悩みは解消。無重力でも快適な生活が送れるはず、なのだが…。このわが社自慢の製品にクレームをつけてきた客がいる。どうやらセンサーの調整ミスみたいなのだが、大変なことになっているらしい。ヴィデオフォンの向こう側にいる不定期貨物船オーナーの罵詈雑言がその程度を示していた…無重力トイレをめぐる大騒動を描く「無重力でも快適」他、5篇を収めるSF短篇集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
25
増え続ける人類に祝福を与える仕事量の多さに疲れ切った、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教などなどの神々が取り入れた業務効率化システム「ヘブン・オートメーション」他収録のSF短編集。やっぱりSFは面白い!2019/03/09
llll'
0
2010/08/09
u17
0
この、表紙を見た途端から感じるどことなく懐かしい感じ。無重力でも快適にトイレができる、という盛大な下ネタの表題作から始まった短編集は、おかしな笑いを引き連れながら、それぞれ綺麗な構成と秀逸なアイディアを見せる。どの作品もとても楽しめた。特に「ヘイブン・オートメーション」が好み。「科学っぽさとか、文明批評とか、文体にこるのもいいが、まず第一に面白くないと失格なのだ。」(星新一による巻末解説より)その第一をきちっと原型においたうえで、多様性あふれる5短編だった。ちなみに表紙の巨乳美少女は、一切登場しない(笑)2013/12/02
角
0
O
1977年から
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1989年