内容説明
マーナが72回めの離婚をして、ようやく回ってきたおれの番。この結婚の日を半年以上、待ってきた。ところが、二日間の補給・整備停船の間にひまをもてあまして惑星リュドラに上陸してしまったために悲劇ははじまった。定期船の停泊している軌道ステーションへ向かうシャトルの船長が、空を指差し、出航を拒絶したのだ。「今日はくらげが出ている」空に浮かぶリュドラレンズクラゲが透明な体のレンズ効果を利用してシャトルを撃ち落とすという。だが、ぐすぐずしていると、定期船に乗り遅れ、結婚式はふいに…。表題作をはじめ、6短篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かとめくん
4
「生物兵器」体力に自信があっても風邪には気をつけましょう。「強制輪廻」さすがに哺乳類以外には転生したくない!「眼鏡探し」文明崩壊後の世界では老眼もサバイバルの大きな障害なんだ。納得。「クラゲの日」巨大な空(宇宙も)飛ぶクラゲの大群。その生態は人の理解を超えている。「サルガッソーの虫」宇宙空間の擬態は見破るのが大変。「サクラ、サクラ」流行に踊らされないようにしましょう。各編、アイディアから展開へのひとひねりが効いていて楽しませていただきました。2013/01/23
llll'
0
2011/12/10
silk-silk
0
短編集。基本的には、ギャグが多いのですが、ときおりはっとさせられる厳しい描写に出くわします。 タイトルにもなっている「くらげの日」は、すごいのんびりした感じが好きです。宇宙の片田舎って幻想なのかなぁ。
角
0
O
慧
0
★★
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- 和書
- 写真のプロフェッショナル