内容説明
少年サージは神の啓示を受け、邪悪な意思に引き裂かれた自らの半身を求める苦難の旅に出る。一方、強大な力をもつ獣人グラウラは神の摂理を脅かす存在として人々を戦慄させていた。そしていま、魔界の侵略に荒廃してゆくカザの都にたどり着いたサージは、魔物に奪われた王女奪回の仲間を募り、魔の山へ向かおうとしていた。この冒険行の果てに待ちうけるものは……魔界の侵略を許す混沌に満ちた世界に、引き裂かれた理知と力がひとつになり、世界に秩序をもたらす超戦士の誕生するときが刻々と迫る！ 雄大な構想のもとにおくるシリーズ第１弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katka
1
何故か捕まって何となく脱出する。何かに襲われるが、何とかなる気がし、逃げればいいのに何げなく戦い、偶然勝って突然負ける。敵にも深謀のように見えて深い考えはない。意識は朦朧とし、誰かと出会って仲間になれば、みんな自分の記憶がない。出版から40年後に読む感想は「ぐだぐだ戦記」ですが、なんでこう支離滅裂なのか、は『この世界の意図がわからない、自分の意思も不在』――コントロール不能、のような、当時の痛感のようなものがあったようで『マインド・イーター』等を今読むには参考になります。2024/07/11
丰
0
Y-202006/05/05
