出版社内容情報
世界最高の秘密結社に加入するための5つの椅子をかけて6人が争う! シャイな物理術師、蠱惑的なテレパス……勝ち残るのは誰か
内容説明
選ばれし魔法使いたちが、世界中の貴重な蔵書を守護する秘密組織“アレクサンドリアン協会”。10年に一度、“協会”により6人の候補が選ばれ、そのうち5人が入会を果たす。入会者には富と名声が約束されていた。そしてまた“管理人”アトラスの導きによって6人が選ばれた―リビー、ニコ、レイナ、トリスタン、カルム、パリサ。あらゆる異能をもつ彼らのうち、選ばれるのは5人だけ!謎と危険に満ちたゲームが開幕した。
著者等紹介
ブレイク,オリヴィー[ブレイク,オリヴィー] [Blake,Olivie]
1988年、カリフォルニア州生まれ。ロースクール在学中に執筆を開始。2020年にセルフ・パブリッシングで刊行された本書が、TikTokで紹介動画が多数アップされて大ブレイク。2022年にトー・ブックスより刊行され、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りを果たすなど、大ヒット作品となった。現在はロサンゼルスにて、夫と子供とともに暮らしている
佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fukumasagami
23
魔法が技術として確立されている現代世界、6人の魔法使いが集められ、5人に絞られる。それぞれの能力が紹介される導入部はよかったが中盤から進みが悪くなった、後半へ。2023/08/29
わたなべよしお
17
続きが出たので再読。やはり、なかなか面白い。一読目と同じように、意味のとり難い文章が散見されるが、物語が持つ魅力が力強く、気になるほどではない。というか、この物語を分かりやすい文章にするのは、そもそも難しいだろうな、とも思う。2025/06/10
わたなべよしお
17
とても読みづらいが、ストーリーは面白い。ストーリー展開に魅力がなければ、とっくに読むのをやめていた。とにかく文章の意味が理解しづらい。原文がこういう文章なのか、翻訳者がちゃんと理解できていないのか。あるいは翻訳者の日本語が下手なのか。基本的にはファンタジー(SF的要素も少し)なので、それほど難解な原文でもないと思うのだが。とはいえ、この話がどうなるのか、協会とは何なのか。知識はどうあるべきなのか。とても気になる。2023/04/09
本の蟲
14
期待に違わぬ面白さだったファンタジー。科学・魔法の両面で発達した現代社会。失われたはずの稀覯本を保持管理する秘密組織〈アレクサンドリアン協会〉は、10年に一度世界最高峰の魔法使いを6人勧誘する。今年の候補者は物理術師2名。エンパス・テレパス・ナチュラリスト・幻術師が1名ずつ。入会者は富と名声が約束されるが、〈協会〉に入れるのは5人だけ。脱落する1名は候補者たちで選ばなければならない。派閥、共闘、謀略、密約。対抗組織からの襲撃。与えられた課題。1年間の共同生活で彼らはお互いを知っていくが…(続2023/04/16
もち
14
「ここに善人はいない。知識は殺戮だ」◆世界中の知識が集う、隠された図書館。構成員を選抜するため、6人の魔術師が召集される。物理法則や生命、感情を凄まじい精度で操るエリート達だ。共同生活の果てに課された試験は、『誰か一人を殺すこと』――■シリーズ第1作。海外のSNSで口コミから火が着いた作品。万人受けするライトな小説か――と思いきや、人間の業と倫理を抉るような、ほの暗い本格ファンタジーが待っていた。最強の6人が繰り広げる駆け引きから、目が離せない。2023/03/30