出版社内容情報
シリはゲラルトの恋人イェネファーとともに魔法学校に向かい、魔法使いを狙った陰謀に巻き込まれていく。ゲラルトも策略に……!
内容説明
強大な力をうちに秘めた少女シリは、その力を制御する術を学ぶ必要があった。シリは女魔法使いイェネファーに連れられ魔法学校のある島へと向かうことに。そこでは世界の運命を決める集会が始まろうとしていた。魔法剣士ゲラルトも島にやってきたが、再会を喜ぶ間もなく、彼らは国王たちや魔法使いたちの陰謀に巻き込まれていく―人気ゲーム“ウィッチャー”シリーズを生みだした、話題沸騰の傑作ファンタジィ、第二弾。
著者等紹介
サプコフスキ,アンドレイ[サプコフスキ,アンドレイ] [Sapkowski,Andrzej]
1948年ポーランドのウッチ生まれ。1986年に短篇“Wied´zmin”(英題“The Witcher”)がポーランドのファンタジイ雑誌“ファンタスティカ”に掲載されデビュー。ポーランドの国民的作家で、英語版Blood of Elvesは2009年に創設されたデイヴィッド・ゲメル・レジェンド賞の第1回受賞作となった
川野靖子[カワノヤスコ]
熊本大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜の女王
25
執拗に命を狙われるシリ。彼女を守るゲラルトとイェニファー。が、ニルフガードと通じたヴィルゲフォルツの陰謀によって魔法院は分裂。彼女を狙うリエンスから逃れるため<門>に飛び込むシリ。着いたところはニルフガード領内の砂漠。かろうじて生き延び、盗賊団に拾われその一員に・・・続く。1巻目は教育され守られていたシリが、独りで過酷な環境に放り出される波乱万丈編。ニルフガードの冷酷な皇帝エムヒル登場。物語の真の悪役はエムヒルか?行方不明のヴィルゲフォルツか?シリの古き血とは?新しい謎も出てきてますます面白くなってきた。2020/03/16
アプネア
15
ファンタジーの体裁を取りつつも、まんま勧善懲悪にすることなく、欲望・恐怖・猜疑心・不寛容が生み出す戦争そのものの本質をドラマティックに描いている。ゲラルトはこれから起こる悲劇の結果を薄々感じながらも大きな運命の流れのなか、ただジタバタすることしか出来ない駒の一つである事を突き付けられる。これからシリを守るため旗幟を鮮明にするのかに焦点が。また、魔法使いの内部闘争やシリのサバイバル等見せ場も多く、ゲラルト以外のキャラの視点が世界観に奥行きもたせ、壮大なものになっている。続きが楽しみ。2017/10/27
蜻蛉切
14
Ⅰは、ゲームの実況動画鑑賞で蓄積された(笑)情報で、割とすんなり物語りに入っていけたのだが、Ⅱは、それこそ誰が誰やら、どこがどこやらで、混乱しながら読んだ。 解説部分にも簡単な相関図などもあったが、人物もさる事ながら、この世界の地理がどうにも分かりにくく、次巻以降、簡単でもいいので地図を是非お願いしたい。 勿論、原作の緻密な世界観があってこそのゲームの成功だったのだけれど、原作のこの物語も、「ゲームあっての」という印象が強い。(これまでのところは)ゲームの成功がなければ手に取ったかどうか・・・。2017/10/13
どんまいシリル
13
王国も、王様も、魔法使いも、登場人物が多すぎて訳が解らなくなる。戦いの描写が生々しい。魔物や悪人が容赦なく襲いかかる、女子供には厳しい世界で、シリが今後どうなるのか。若い少女には幸せになってほしいなぁ。2019/04/25
なの
10
目まぐるしく展開が変わり、多くの登場人物に翻弄されました。けど読み進められるし、続きが気になる。2024/08/31