出版社内容情報
十二の竜の力によって守られる国で、幻の竜に選ばれた男装の少女イオン。彼女は、陰謀渦巻く宮城へとその身を投じることになる!
内容説明
長らく姿を消していた幻の竜“鏡の竜”に選ばれて、“竜眼卿”の地位に就いた男装の少女イオン。だが、自分の真の名“イオナ”を叫べという“鏡の竜”の声を否定したために、竜と不完全な絆しか結べずにいた。そして、宮城のあらゆる人間が強大な力を目当てに彼女を利用しようと動いていた。そのなかで、イオンにさらなる試練がおとずれる…オーリアリス賞に輝いた、絢爛豪華な宮城で孤独な闘いに立ち向かう少女の物語。
著者等紹介
グッドマン,アリソン[グッドマン,アリソン] [Goodman,Alison]
1966年、オーストラリアのメルボルン生まれ。1998年、Singing the Dogstar Bluesでデビュー。このデビュー作と、2008年に刊行された『竜に選ばれし者イオン』でオーストラリアのSF賞であるオーリアリス賞を受賞した。現在はメルボルン大学にて創作を教えながら、夫と暮らしている
佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あゆみ
22
★★★★☆ 翻訳が気に入らないが、ライコの口調が話の流れにそって変化していたのはよかった。イオン(イオナ)は気弱で打算的、そしてけっこう自分本位な性格。性別を偽ることをやめ自らをイオナと名のり鏡の竜眼卿に選ばれた彼女には、続編でスカッとする結末になるよう頑張ってほしい。2016/03/04
宇宙猫
21
★★★ イオンの支離滅裂っぷりが悪化してる。現代の16歳だったらこんなもんかもしれないけど、この話の世界では、みんな早く大人になっているので際立っちゃうんだよね。2016/07/10
いちろ(1969aMAN改め)
10
自らの偽りに悩み、しかし大きな力に助けられながら真実に導かれていく。古典的ですがまとまりの良い、いいお話でした。続きます。ちゃんと待ち遠しく思っています。2016/01/29
うにすけ
9
絶対下巻のほうが面白いです!!ものすごい詰め込まれてる感があるけど、このぐらいでないと面白くないかな。イオンはまだまだなぁと思ってしまってたので、後半が面白い×2。イド卿にときめいちゃいましたわ。キュンとしちゃったじゃないか。第二弾も読みたい。あらすじにうひょってなりました。2016/03/31
みろ
6
鏡の竜がなぜ消失したかという謎は、イオンを選んだ時点でわかった。皇帝の後継をめぐる陰謀の描写はなかなか容赦がなくていい。2部作ということで、少しすっきりとしない読後感。2016/08/14
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