内容説明
17歳の誕生日を迎えたヴァイオレットは、亡き母が遺した謎めいた手紙と護符を受けとった。そしてその日、彼女の人生は一変する。友人以上の関係になることを夢見ていたトレーニング仲間のリンカーンに、自分たちが持つ天使の力と人間たちに悪をもたらす堕天使たちと戦うという運命を告げられたのだ。驚く彼女の前に、秘密を抱えたもうひとりの男フェニックスが現われた…。新感覚エンターテインメント、シリーズ開幕!
著者等紹介
シャーヴィントン,ジェシカ[シャーヴィントン,ジェシカ] [Shirvington,Jessica]
オーストラリアのシドニー出身で、シドニーや英国ロンドンでレストランや、コーヒーなどを扱う食料品輸入会社を経営した経歴を持つ。二人目の娘の出産後、小説を書きはじめ、デビュー作の『ヴァイオレット―目覚めのとき』が大評判を呼ぶ。現在はシドニーで暮らす
水越真麻[ミズコシマアサ]
南山大学外国語学部英米科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
作楽
9
現代的なファンタジー? フェニックス目線での話があったらなぁ。最初の出会いの場で、ヴァイはどんな風に映ったんだろう。とか考えると、ダメですね。天使の定義(設定)が好きでないかな。2015/03/02
アカツキ
8
現代ファンタジーロマンス。ヴァイオレットは17歳の誕生日に父親から、亡き母親に託されたという謎めいた手紙とプレゼントを受け取る。その後、片思い相手のリンカーンから自分たちは天使と人間のハーフ〈グリゴリ〉でパートナーになる相手だと告げられて…。Wヒーロー制で、もう一人のヒーローは敵である闇の堕天使フェニックス。光と闇の堕天使の抗争やグリゴリの立場など世界観が面白いけれど、ごっちゃりしていて私にはわかりにくかった。主人公ヴァイオレットの性格がどうしても苦手で、途中で脱落。2020/04/23
しのぶ
2
覚醒するまでが長かったなー。という印象。本国ではすでに5巻まで出ている長編らしいので、じっくり時間をかけて書き込まれている、ともいえるのでしょうが。つづけて2巻も読む予定。2014/12/02
井野 修造
2
一応最後まで読んだけど、最後まで盛り上がりがなかった。 山場が無さ過ぎてしんどい本だったよ。2014/09/03
黒崎ディートリッヒ
2
謎めいた護符を渡された女子高生ヴァイオレット。彼女はトレーニング仲間の青年、リンカーンから彼女は堕天使と戦うために生み出された、天使であることを知らされて?! 天使ヒロインが活躍する、ラブファンタジーなローファンタジー。聖書神話の世界に、新感覚な雰囲気を演出したような作品。 本作は『トワイライト』『ヴァンパイアダイアリーズ』に続くラブファンタジー作品のようで。考えてみれば2作ともヴァンパイアものなのに、本作は違う。ヴァンパイアものラブファンタジーは俺の大好きなジャンルのひとつですが、この物語も良い作品。 2014/08/01