ハヤカワ文庫<br> 宝石の筏で妖精国を旅した少女

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ハヤカワ文庫
宝石の筏で妖精国を旅した少女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 399p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150205560
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

アンドレ・ノートン賞 ローカス賞 受賞 21世紀の『不思議の国のアリス』登場 豹に乗った緑の風の精に誘われて、12歳の少女セプテンバーは、不思議な生き物が暮らす世界──妖精国へと冒険の旅に飛び立つが!?

内容説明

ある日、12歳の少女セプテンバーの前に、空飛ぶヒョウにのったおじさんが現われました。「わしは“緑の風”という風の精じゃ。妖精国に行ってみたいとは思わんかね」退屈な毎日にうんざりしていたセプテンバーは、迷わず誘いに飛びつきます。不思議な門をくぐり抜け、妖精国へと入った少女は、魔女の姉妹や人間狼、智竜や付喪神と出会って、思いもかけぬ冒険を!?ローカス賞に輝く21世紀版『不思議の国のアリス』登場。

著者等紹介

ヴァレンテ,キャサリン・M.[ヴァレンテ,キャサリンM.] [Valente,Catherynne M.]
1979年、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルの生まれ。15歳で高校を卒業し、カリフォルニア大学サンディエゴ校とエジンバラ大学で古典文学を専攻。その後オハイオ州クリーブランド、ヴァージニア州、シカゴ、オーストラリアのメルボルンなどを転々とし、日本にも2年間滞在している。職歴も多彩で、占い師、電話オペレーター、司書、女優、ウェイトレスなど。作家としては、2004年にLabyrinthでデビューし、その後、短篇から中長篇、長篇と精力的に発表、またファンタジイだけでなく、詩、ノンフィクションと幅広いジャンルで質の高い作品を発表している

水越真麻[ミズコシマアサ]
南山大学外国語学部英米科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

29
21世紀のアリスと言われている。挿絵かわいいぞ。いきなり謎の語り手が物語を語り出す。2022/07/12

わんこのしっぽ

23
魔女に妖精に竜(智竜)そして付喪神と、ファンタジー要素がてんこ盛りですが、話の展開が今時かな。現代のアリスは逞しい。2014/03/09

sin

23
表紙買い!各章の扉の挿絵がいい!贅沢な文庫本!単行本で手にしたい本!!理屈っぽいが心地よい物語。少女が主人公だから21世紀版「不思議の国のアリス」??いいえ、巻き込まれ型じゃなく参加する(選択する)少女!血を流し、痛みを知る主人公!!!ユメで終わらない!2013/10/24

take0

21
『孤児の物語』が良かったので著者の他の作品も読みたくなった。本作は本国ではヤングアダルトに分類されるらしく、日本語訳も児童文学調の語りで、『孤児の物語』とは大分カラーの違う作品。十二歳のセプテンバーが<緑の風>に連れられて行った妖精国で、旅の仲間となる飛竜のエーエルやマリードのサタディを始め、様々な人物、生き物、生物でないもの達と出逢い冒険していくアリス・ストーリー的な物語。作品としてはオーソドックスではあるけれど、愛嬌のある語りと魅力的な登場人物達に引き込まれ、読んでて楽しかった。続編にも期待。2019/02/02

鏡也

13
不思議の国のアリスに例えられてる本。五月生まれなのにセプテンバーという名前の女の子が妖精国を旅するお話です。アリスというよりペギースーに似てるかな。いい本ではあるので、文庫より絵本にした方がより親しまれるのではないかと残念に思う。2016/11/24

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