内容説明
飛ぶ、はじける、流される。動物を利用し、世界を旅する。ときには踏まれ、焼かれ、100年もの眠りからさめる―。時空を越えるタネの大冒険と生命のふしぎ!小さくて大きなタネの世界へようこそ!
目次
1 「タネの冒険」(はじける―カラスノエンドウ・ヤマフジ・スミレ;風に乗って―クロマツ・タンポポ・オオアレチノギク;水に流れる―ハマシオン・ミズバショウ;ドングリのゆくえ―ミズナラ・コナラ・コヌギ;木の実と鳥―ナンテン・サルトリイバラ・ヤドリギ;動物を利用する―カキ・ビワ・シバ;食べられたあとのタネ―ノブドウ・ヤマハゼ・ノイバラ;アリが運ぶタネ―タチシボスミレ・コスミレ;ヒッチハイクするタネ―オナモミ・ヌスビトハギ・オオバコ;タネか果実か―タンポポ・モモ・ナワシロイチゴ)
2 「タネの目覚め」(芽生えるタイミングをはかる―ハマゴウ・ハコベ;春に芽生える―ブナ・サクラソウ・オオブタクサ;秋に芽生える―アレチノギク・ノアザミ・ナズナ;「すき間」ができたら芽生える―シラカバ;熱いのが好き?ぬるいのが好き?―ヌルデ・アカメガシワ;眠って待つタネ―ハス・ジャックパイン)
3 「宝さがしゲーム」(土壌シードバンクとは;シードバンクを見つける)
著者等紹介
鷲谷いづみ[ワシタニイズミ]
東京都出身。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。筑波大学生物科学系講師、助教授、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。2015年定年退任、名誉教授。2015年から中央大学人間総合理工学科教授。2020年3月退任。みどりの学術賞、日本生態学会功労賞などを授賞
埴沙萠[ハニシャボウ]
10代の頃よりサボテンの研究を始め、過酷な環境の沙漠に生きる植物から、生きることの仕組みや知恵を学び、身近な植物の生態を撮影している。足元にごく普通に生息している植物たちを生き生きとした一瞬をとらえて、数々の本を出版。2016年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽけっとももんが
やま
朝ですよね