内容説明
サンダル木の精霊フォーンのフォレストは、ある日友人の木靴木のフォーンが失踪してしまったことを知る。守護精霊を失った木靴木は、このままではおぞましいマンダニアの木と同じになってしまう!木を助けるには、新たな守護精霊になるフォーンを見つけるしかない。よき魔法使いハンフリーの助言に従い、フォレストは夢馬のインブリとともに、アイダ王女の頭のまわりをまわる不思議な世界―プテロへと旅立つが…。
著者等紹介
山田順子[ヤマダジュンコ]
立教大学社会学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
8
ザンスの世界が一気に広がった気がしますが、大筋のよき魔法使いのハンフリーに答えを求めに行って、その後の冒険という黄金パターンは変わらず。これまでに出てきたキャラクターが更なる活躍を見せて、家族一族が更に広がっていくのも大長編の良いところですね。夢馬のインブリが次巻以降で幸せな姿を見せてくれるんだろうなぁ2011/10/11
カムリン
3
大分前に読んだのを登録し忘れていた。マンネリでもいい。内容が回顧録になってきてもいい。ピアズ・アンソニイが書き続ける限り、出版社が出し続ける限り、そしてイラストレーターが変わらない限り、このシリーズは買い続けるぞ、ファンとして!2011/12/16
まるー1
3
個人的には、前作のカップルが幸せそうだったのでよし。しかし登場人物が多すぎ(笑)さてあと何巻でるのかな?確かに以前の作品も読み直したくなる今作でした。2010/12/07
ぱでぃんとんⅡ
3
お気に入りのインブリが久しぶりに登場しました。今までに出た登場人物の子供たちの名前がたくさん出て来て、懐かしく感じたし。また気になる巻の再読して、この本を読みなおします♪ ザンスのシリーズは、何度読んでも楽しめるから好き。2010/11/27
上月
2
「アイダ王女の小さな月」というタイトルだけど、今回の主人公はアイダではなくフォーンのフォレスト。彼と白昼の夢馬インブリがアイダ王女の月へ探求の旅に出掛けるお話。インブリの理性的な様子に大変惹かれました。2010/12/11
-
- 和書
- 五足の靴 岩波文庫