ハヤカワ文庫
クシエルの啓示〈2〉灼熱の聖地

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150205195
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

謀反人メリザンドの息子にして王家の血をひく少年イムリールがさらわれた。長旅のすえメネケットで国王に面会したフェードルは、少年が遠くドルージャンに連れ去られたことを知る。だが、その地は闇の神アングラ・マンユを奉じる狂気の王が統べ、恐怖に支配されていた…。幼馴染みヒアシンスの解放をも目指すフェードルにさらなる苛烈な運命がふりかかる―刺激にみちた歴史絵巻、かつてない衝撃とカタルシスの第2巻。

著者等紹介

ケアリー,ジャクリーン[ケアリー,ジャクリーン][Carey,Jacqueline]
1964年、米国イリノイ州ハイランド・パーク生まれ。レイク・フォレスト大学で心理学と英文学の学位を取得。大学在学中に交換留学でロンドンに行き、書店で半年間働いたことをきっかけに、文筆業に入る。2001年に発表したデビュー作『クシエルの矢』で、ローカス賞第一長篇部門を受賞するなど絶賛を浴びた。ミシガン州在住

和爾桃子[ワニモモコ]
慶應義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

22
アフラ・マズダとアングラ・マンユの国ドルージャンでの試練を経て、メネケットからナイルを思わせるナハール河を下り、砂漠を越えてジェベ-バルカルへ。目指すは伝説のサバの国。今回の旅は、これまで以上に異国情緒に溢れてますな。エルーア様直々のお導きで、またも傷つきながら世界の危機を救ったフェードルとジョスラン。もうそろそろ、辛い目に遇わずにご褒美にたどり着いてもいいんじゃないかと願わずにはいられない。とっても健気なイムリールもこの先が心配。次はいよいよ最終巻。皆(含むヒアシンス)が幸せになれますように!2010/08/28

Kemmel

6
アフリカ大陸を南下するかと思いきや、一転して物語の舞台は中央アジア方面に向かい、フェードルとジョスランがシリーズ最長の旅路をこなすシリーズ第3部の第2巻。またもやアングィセットとしての天性を活かしてイムリールの行方を追っていくわけですが、ドルージャンではシリーズ上最も過酷な状況に追い込まれます(閨技で何カ国落とすんだよ!って気もしますが...)。傷ついたフェードルとジョスランにこれ以上の試練が与えられないことを祈りつつ、シリーズ最終巻を読むことにします2012/01/04

じゅにスラ

6
今までも大変だったけど、中でも1番苛酷に感じて読んでて辛かった。フェードルもジョスランもヒアシンスも、次巻では本当に幸せになってほしい…。それはそれとして表紙のイムリが想像以上の美少年なので大変胸が高鳴りました。2010/08/31

マナ

6
ファラオの宮廷に始まって、今まで噂にしか出てきてないケベル=イム=アッカド、更に闇色の不吉な国ドルージャン。数多いフェードルの旅路の中でも今回は相当長い旅になってます。旅自体も過酷だし、フェードルが背負った役目はもっと過酷。愛を死へとすげ替えるドルージャンの王宮は、今までで一番酷い場所だったような気がします。彼女の旅はまだ続くけど、最後は幸せになれるといいな。2010/08/27

t-snow

5
怖かった……! 神様方が容赦なさすぎる。ドルージャンでの境遇が重くて辛くて、裏表紙に「衝撃」とも書かれていたので、何が起こるのか怖くて休み休み読みました。悲惨な展開ではあったけれど、考えうる最悪ではなくて良かった。脱出後のイムリールの明るさに救われます。後1冊でどうまとまるんでしょう、特にメリザンドとの決着。2015/09/27

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