内容説明
19世紀末、英国。ロンドンの劇場で観客の喝采を浴びる俳優ローレンスのもとに、兄失踪の知らせが届く。思わぬ帰郷を果たした彼を待っていたのは、冷淡な父と兄の亡骸、そして兄の美しき婚約者だった。さらに村では複数の惨殺死体が発見され、人狼の存在が噂されていた。真実を求めるローレンスは、兄の遺品から流浪民の野営地にたどりつくが―映画史に燦然と輝く名作『狼男』の伝説が、新たな恐怖をたずさえ今、蘇る。
著者等紹介
堺三保[サカイミツヤス]
1963年生、関西大学大学院工学研究科卒、英米文学翻訳家、作家、脚本家、批評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ワッピー
7
ドラキュラの色気、フランケンシュタインの憂愁に対し、狼男はやはりパワーですね。2010/08/03
でこ
1
映画の内容が知りたくて衝動買い。こういうストーリーなのね、なるほどね。ネタバレ満喫して満足だけれども やっぱりノベライズは読まないほうがいいなあと痛感した一冊でした。これから映画を観るつもりの人は、読んじゃダメです。2010/05/12
Kyoko
0
映画「ウルフマン」のノベライズ。でも、ノベライズ物の長所を感じない。映像ではわかりにくい心理の機微を描いてほしかったのに、これじゃ愛も憎しみもよく分からないんだなあ。2012/11/10
南註亭
0
映画のノベライゼーションですが、それなりに楽しめます。ただ、この定価は高い。2010/05/12
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- 和書
- 表象 〈18〉